JRAファルコンS(G3)は不在のライバルがモノサシに!! 距離短縮でビアンフェの出番あり!?
14日(土)のファルコンS(G3)に出走する、現3歳世代は2017年生まれである。この世代のみで争われるJRAでは最初の重賞は、2歳の7月に行われる函館2歳S(G3)。今年のファルコンSに、その函館2歳Sを勝利したビアンフェ(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)が出走する。
ビアンフェは、函館2歳Sで0秒3差の2着に敗れたタイセイビジョンと、続く京王杯2歳S(G2)でも対戦している。この時は逆に0秒3差でタイセイビジョンに勝利を譲る結果となった。この2戦からビアンフェとタイセイビジョンの実力は、ほぼ互角という見方ができる。
タイセイビジョンはその後、朝日杯FS(G1)で2着に入っている。勝ち馬サリオスとは0秒4差だった。このタイセイビジョンをモノサシにして考えると、ビアンフェもG1で馬券圏内に入るレベルの馬という話になる。
ビアンフェは、この朝日杯FSではサリオスから0秒9差の7着だった。ビアンフェの手綱を取った藤岡佑介騎手はレース後、こんなコメントを残している。
「いいペースで行っていた割に、踏ん張ってくれています」
レースは前半3ハロン33秒8、1000メートル通過57秒2という、阪神のマイル戦にしては流れの速い競馬だった。ハナに立ち、この速い流れを作っていたのがビアンフェだったのだ。
これが初めてのマイル戦だったビアンフェは、自ら速い流れを作っただけに「踏ん張ってくれている」と藤岡佑騎手はコメントしたが、その裏にはこの馬にマイル戦は長過ぎるという印象を抱いた可能性がある。
ビアンフェはキズナ産駒だが、母父はサクラバクシンオーだけに、距離は短い方がいいのだろう。半姉のブランボヌールも2016年のキーンランドC(G3)を制するなど、短距離路線で活躍した馬だった。
一方のタイセイビジョンはタートルボウル産駒で母父はスペシャルウィーク。ビアンフェよりも距離が伸びていいタイプなのだろう。タラレバの話だが、もし朝日杯FSが1200~1400mで行われていたら、ビアンフェはもっと差のない競馬になっていたかも知れない。
今回は1400m戦となる。ビアンフェにとって、この距離短縮は大きなプラス材料と言えそうだ。このレースにタイセイビジョンの名前はないが、G1で2着に入った馬と互角に渡り合った実力は、距離短縮となる今回は高く評価されるべきものであるに違いない。
今月4日(水)には栗東の坂路で5F51秒6、ラスト1F11秒9という好タイムを叩き出している。状態も万全と考えていいだろう。ビアンフェは『netkeiba.com』の予想単勝オッズでも3.2倍の2番人気となっている。函館2歳S以来となる、2つ目の重賞タイトル獲得の可能性は十分にあると考えて良い。
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