GJ > 競馬ニュース > 阪神大賞典×ボスジラ武豊
NEW

JRA武豊「17年前」の再現なるか!? 阪神大賞典(G2)「打倒キセキ」ボスジラ兄のリベンジへ!

【この記事のキーワード】, ,

JRA武豊「17年前」の再現なるか!? 阪神大賞典(G2)「打倒キセキ」ボスジラ兄のリベンジへ!の画像1

「競馬の魅力とは」と問われたときに、「血統」と答える人は多くいるだろう。

 日本競馬界の最も有名な兄弟馬といえば、ビワハヤヒデ、ナリタブライアンが真っ先に思い浮かぶはずだ。兄弟合わせて重賞16勝、うちG1・8勝の大活躍。この兄弟にも血のロマンの逸話がある。

 兄ビワハヤヒデはクラシック3冠レースで、菊花賞(G1)を制したが、皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)は、惜しくもタイム差0.1秒の2着に涙を飲んだ。しかし、翌年に弟ナリタブライアンはクラシック3冠を達成。クラシックで悔しい思いをした兄の「リベンジ」を見事に果たした。

 22日(日)に開催される阪神大賞典(G2)に、3連勝でオープン入りを果たし、今回初の重賞挑戦となるボスジラ(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎)が出走する。

 鞍上は阪神大賞典で歴代最多の8勝を記録する武豊騎手。これ以上ないパートナーと重賞勝ちを目指す一方、ボスジラにとっては兄の「リベンジ」を賭けた戦いでもある。

 兄・ポポカテペトルは重賞未勝利も、2017年の菊花賞では3着に健闘している。G1制覇まであと一歩のところで、惜しくも悲願を阻まれた。この時、菊花賞を制した“因縁”の相手はキセキだ。

 そのキセキも今年の阪神大賞典に出走する。菊花賞と同じ3000mで行われるため、ボスジラにとって兄の雪辱を果たすにはもってこいの舞台だ。

 実際に、阪神大賞典で弟が兄のリベンジを果たした例は過去にもある。

 2003年の阪神大賞典を制したのはダイタクバートラム。同馬の兄は2001年の日本ダービーで2番人気に支持されたダイタクリーヴァだ。同レースでは3番人気のアグネスフライトに敗れ、苦杯を飲んだ。

 それから2年10カ月後の阪神大賞典で、弟ダイタクバートラムは兄の“因縁”の相手アグネスフライトにリベンジを果たし、重賞初制覇を飾った。このドラマの立役者となった鞍上は武豊騎手だ。

 このエピソードはボスジラと重なる内容もあるだけに、後押しとなる好材料ではないだろうか。

「打倒キセキ」に燃えているボスジラは、2年5カ月越しの兄のリベンジと重賞初制覇なるだろうか。そして鞍上の武豊騎手には自己記録タイの同一重賞9勝目と同時に、17年前のドラマを再現の期待がかかる。

JRA武豊「17年前」の再現なるか!? 阪神大賞典(G2)「打倒キセキ」ボスジラ兄のリベンジへ!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  2. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  5. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  6. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  7. 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後
  8. 「シャンパンカラーが勝つよ」昨年のNHKマイルCで9番人気の激走を見抜いた“凄腕”が指定したのは、ジャンタルマンタルでもアスコリピチェーノでもないまさかの激走穴馬
  9. どれだけハズレても我々は「バッターボックス」に立たせてもらえる! 悔いを残したくないからこその大ダメージ…競馬と後悔の実に深い繋がり【徒然なる神のくず競馬トーク】
  10. 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場