GJ > 競馬ニュース > スワーヴ超えの「大マクリ」
NEW

JRAスワーヴリチャード超えの「大マクリ」で圧勝! 1年ぶりレースを制したゲバラの鞍上はまたも「アノ騎手」

【この記事のキーワード】, ,

JRAスワーヴリチャード超えの「大マクリ」で圧勝! 1年ぶりレースを制したゲバラの鞍上はまたも「アノ騎手」の画像1

 21日(土)に行われた中山12R(4歳以上1勝クラス、芝1600m)は稀に見る展開となった。勝ったのは2番人気のゲバラ(牡4歳、美浦・伊藤大士厩舎)だったが、その勝ちっぷりにテレビの前で声を上げたファンも多かっただろう。

 ゲバラは、ちょうど1年前のスプリングS(G2)で9着に敗れ、骨折のため長い休養に入っていた。今回は1年ぶりのレースにもかかわらず単勝オッズ3.6倍という支持を集め、注目度は高かった。

 ゲートが開くと、久々が影響したのかゲバラは大きく出遅れ。行き脚もつかず、スタートから数秒で致命的なハンデを背負ってしまう。2コーナー通過順位は最後方の16番手。前残りの馬場も手伝って、この時点でゲバラ絡みの馬券を買っていた多くのファンは半ば諦めたことだろう。

 しかし最後方から外目に進路を取ったゲバラは、2コーナーを過ぎると一気に進出を開始。3コーナーでは早くも先頭に立つ「大マクリ」で4コーナーに。無観客競馬でなければ場内は大きくどよめくような展開だった。

 ゲバラは楽な手応えで直線を向くと、他馬に詰め寄られるどころか後続を突き放す一方。中山直線の急坂をものともせず、最後は2着のジーナスイートに5馬身差をつけ圧勝した。

 JRAの発表によるとゲバラのコーナー通過順位は「16-1-1」というめったに見ることがない数字が並んだ。この世紀の「大マクリ」でゲバラを勝利に導いたのがM.デムーロ騎手だ。

 デムーロ騎手のマクリで思い出されるのが2018年の大阪杯(G1)。1番人気に支持されたスワーヴリチャードをG1初制覇に導いたあのレースだ。

 その時のスワーヴリチャードのコーナー通過順位は「15-15-1-1」。2年前の2コーナーから3コーナーにかけてのスワーヴリチャードの「大マクリ」と今回のゲバラの「大マクリ」を重ね合わせたファンもいたことだろう。

 ゲバラは2コーナー通過順位が16番手だったため、“マクリ具合”という点では2年前のスワーヴリチャードを超えたことになる。1勝クラスのレースだったとはいえ、1年ぶりのレースで大きな出遅れから5馬身差の圧勝はなかなか見られない。

 すさまじい潜在能力を見せつけたゲバラは、その勝ちっぷりから次も人気を背負うのは必至だろう。4歳馬とはいえ、まだキャリア4戦。遅れてきた逸材の将来が楽しみだ。

JRAスワーヴリチャード超えの「大マクリ」で圧勝! 1年ぶりレースを制したゲバラの鞍上はまたも「アノ騎手」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  3. 【京都新聞杯(G2)予想】穴馬ジューンテイクに浮上の余地あり! 抜けた馬がいない混戦模様、狙いは重賞好走歴のある人気薄
  4. リバティアイランド、ドゥレッツァ「戦線離脱」に思うドゥラメンテの儚さ。そして思い出されるアグネスタキオンとの共通点
  5. 【NHKマイルC】世代わずか「6頭」も驚異の高打率! ジャンタルマンタル、ノーブルロジャーの父に「第2のスワーヴリチャード」の期待
  6. 【NHKマイルC】100万馬券の使者はロジリオンとシュトラウス!? 過去に飛び出した100万馬券から超穴馬を読み解く!
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
  9. ステラヴェローチェに並ぶ「最速」を記録、メイショウタバルの毎日杯は凌駕…大注目の惑星が日本ダービー前哨戦に登場!
  10. 【NHKマイルC】大注目の15番マスクオールウィンに「8年連続連対中」の追い風!?「令和のNHKマイルCの法則」とは