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JRA「池添タックル」にショウナンハレルヤ陣営激怒! 強引な進路取りに遺恨勃発!? 思い出されるあのレース……

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 先週の中山で行われたフラワーC(G3)は、12番人気のアブレイズが下馬評を覆す大駆けで大波乱。藤井勘一郎騎手は嬉しい初重賞勝ちとなった。アブレイズの勝利でキズナ産駒の重賞勝利はこれで4勝目となる。

 あっと驚く大穴の激走にも無観客競馬が続き、静寂に包まれた競馬場だったが、フラワーCのレース後の舞台裏では思わぬ舌戦が繰り広げられていたようだ。

 直線で池添謙一騎手のポレンティアと田辺裕信騎手のショウナンハレルヤが、1頭分のスペースを争って何度も馬体をぶつけあった結果、ショウナンハレルヤが引く形となり、ポレンティアもそこから抜けるだけの脚が残っておらず、共倒れとなってしまった。

 これに激怒したのがショウナンハレルヤを管理する矢野英一調教師だ。

「内の田辺騎手が声を出しているにもかかわらず、池添騎手が馬体をぶつけて進路を取ろうとしたため、『どういうつもりだ。馬が怪我をしたらどうするんだ』と矢野調教師は鬼の形相でした。

 対する池添騎手も『仕方ないでしょ。1頭分のスペースしかなかったんだから』とまったく譲りませんでした」(競馬記者)

 また、この出来事が尾を引くかもしれない別の可能性もあるようだ。

「ショウナンハレルヤの国本オーナーはこだわりの強い人で、限られた騎手にしか頼まない傾向があります。なかでも池添騎手は関西圏での主戦といっていいくらいのお気に入りでした。

 ところが、ぶつけられたのが池添騎手の騎乗馬だったことで、これによりオーナーの心証を損ねたかもしれません。最悪の場合、これまでの信頼関係が崩れる可能性すらあります」(別の記者)

 池添騎手とタックルで思い出されるのが、12年のジャパンC(G1)ではないだろうか。

 直線で池添騎手のオルフェーヴルが、内にいた岩田康誠騎手のジェンティルドンナの進路に蓋をするような格好となった。これに対し、ジェンティルドンナはオルフェーヴルに馬体をぶつけて強引に進路を取った結果、ハナ差で勝利した。

 レース後、約20分にも及ぶ異例の長い審議の末、ジェンティルドンナの勝利が確定。岩田騎手には、競馬開催2日間の騎乗停止処分が下されている。

 このとき、池添騎手は「僕が真っすぐ走っているのに大きな動作でぶつけられた。3、4回ぶつけられて態勢を崩した」とコメント。「これでこの判定は納得できない」と怒りを露にし、JRAの決裁に対して公然と抗議した。

 奇しくも今回、池添騎手は自分が加害者の立場となってしまった。

 レースでは一瞬の判断が、勝敗を左右する側面もある。先日の阪急杯(G3)でも川田将雅騎手と北村友一騎手の間で進路取りをめぐり降着劇があったばかり。ときには一か八かの勝負を賭けることもあるだろうが、一歩間違えれば危険騎乗にもなり得る可能性がある。

 それだけに、これからさらに盛り上がりを見せる春のG1シーズンでは、後味の悪さが残らないフェアな熱戦が繰り広げられることに期待したい。

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