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JRA武豊「めちゃくちゃ不利ですよ、これは」伝説の“トラウマ”今でも!? 「1位入線→最下位降着」29年前、世間を騒がせた苦い思い出

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JRA武豊「めちゃくちゃ不利ですよ、これは」伝説のトラウマ今でも!? 「1位入線→最下位降着」29年前、世間を賑わせた苦い思い出の画像1

「めちゃくちゃ不利ですよ、これは……」

 温厚なイメージのある競馬界のレジェンド武豊騎手が、珍しく不満をこぼしたのは自身が番組のホストを務める『武豊TV! II』(フジテレビ系)での一幕だ。

 武豊騎手が騎乗したレースを、本人の解説付きで振り返る人気番組。詳細は番組を見て頂きたいが、テーマに挙がったのは今年2月に行われた白富士S(L)だった。

 東京の芝2000mで行われるこのレースで、武豊騎乗のアイスストーム(牡5歳、栗東・吉村圭司厩舎)は、大外の8枠14番だった。天皇賞・秋(G1)が開催されることで有名な本コースで、外枠が不利なことは、熱心な競馬ファンなら周知の事実だろう。

 その上で、百戦錬磨の武豊騎手があえて白富士Sの問題点を指摘したのは、毎年このレースが東京の「Dコース」で行われるからだ。

 JRAの多くの競馬場はコース内側の仮柵を動かすことによって、芝コースのダメージを分散している。東京競馬場の場合、内からABCDと4つのコースが設けられているのだが、Dコースは最も外側のコースということになる。つまり同じ競馬場の、同じ距離のレースでも、使用コースによってトラックの形状が微妙に変化するということだ。

 ちなみに東京のDコースは、最内のAコースより9mも外側を回るというから驚きだ。その影響もあって、普段18頭がフルゲートの東京だがDコース使用時には16頭となる。

「ただでさえ、東京の2000mは外が不利ですけど、Dコースになるとゲートの位置がかなり前になるので……コーナーでスタートするような感じですから」

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