
JRA桜花賞(G1)サンクテュエールは「三冠馬の器」!? 第2のアーモンドアイへ「復帰」C.ルメールがエスコート!
3年連続リーディングジョッキーに輝いた名手が帰ってくる。
11日(土)からC.ルメール騎手の2週間の自宅待機が解除される。3月15日以来、約1か月ぶりの騎乗に注目が集まる。
アーモンドアイとのコンビで3月28日に開催予定だったドバイターフ(G1)参戦のため、1週間早くドバイ入りしていたルメール騎手。前倒しの出国は、新型コロナウイルの影響による海外渡航制限を考慮してのものだった。しかし、ドバイワールドカップデーは中止。帰国後、JRAから2週間の自宅待機要請があったため、長期戦線離脱を余儀なくされた。
7日間の開催で騎乗できなかったにもかかわらず、未だにリーディング2位。これからのルメール騎手の巻き返しが楽しみだ。
そんなルメール騎手が復帰後初のG1騎乗となるのが、12日に阪神競馬場で開催される桜花賞(G1)だ。同レースではシンザン記念(G3)の勝ち馬サンクテュエール(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)に騎乗する。
1月にシンザン記念を勝って以来、3か月ぶりの実戦となるサンクテュエール。前走で3着に負かしたコルテジアはその後きさらぎ賞(G3)を制しており、シンザン記念のレベルの高さの裏付けになる。すでに一線級の牡馬を負かしている実績は、桜花賞制覇に向けて好材料だ。
実際に過去10年で、シンザン記念を制した牝馬は2頭いる。
なんとその2頭は、7冠馬ジェンティルドンナと現役最強馬アーモンドアイだ。どちらも牝馬三冠を達成しており、サンクテュエールにとっては心強いデータでもある。あくまでもデータ上では、「三冠馬の器」と言ってもいいかもしれない。
さらに過去を遡ると、フサイチエアデール、シーキングザパールといった名牝もシンザン記念を勝っている。3歳の1月時点で、牡馬混合重賞を制するだけあって、シンザン記念を制した牝馬の能力の高さがわかる。
またシンザン記念からの「直行」も後押しになる。昨年のグランアレグリアは朝日杯FS(G1)、一昨年のアーモンドアイはシンザン記念からの直行で桜花賞を制している。最近の桜花賞馬のトレンドであるローテーションで、サンクテュエールは桜花賞に出走する。
そして「藤沢和雄厩舎×ルメール騎手」のコンビは、グランアレグリアに続いて桜花賞「2連覇」に挑む。さらにルメール騎手は一昨年のアーモンドアイから続く「3連覇」の偉業の達成がかかる。
今年の桜花賞は三冠馬候補の船出とともに、連覇がかかる記録ずくめの1戦となるかもしれない。復帰早々、ルメール騎手の手腕に期待がかかる。
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