JRA芝G1「27連敗」川田将雅と逆襲! 桜花賞(G1)「万全」リアアメリアが不吉なデータを覆す!?

12日、阪神競馬場で牝馬クラック初戦である桜花賞(G1)が開催される。昨年の阪神JF(G1)で1番人気に支持されながら、6着に敗れたリアアメリア(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)の巻き返しに期待したい。
昨年6月1日、2歳世代にとって最初の新馬戦でデビューしたリアアメリア。2着に8馬身差をつけるパフォーマンスで、衝撃のデビューを飾った。2歳戦がまだ1レースしか終わっていないにもかかわらず、早くもクラシック候補に名乗りを挙げる。
続くアルテミスS(G3)では、上がり3F33.0秒の末脚を繰り出し圧巻の勝利。この日の馬体重はプラス20キロで、決して太め残りではなく成長を感じさせられる馬体だ。
これまでの走りから、昨年の阪神JF(G1)でリアアメリアは単勝オッズ1.8倍の圧倒的1番人気に支持された。しかし、レースではこれまでの豪脚は鳴りを潜め、見せ場なく6着に敗れてしまう。レース後、川田将雅騎手は「レースでは終始、進まずに競馬が終わってしまいました。原因をこれから探したいです」と釈然としない様子だった。
「この敗因のひとつに『レース間隔』が挙げられます。新馬戦からアルテミスSまで4か月の間隔が空きましたが、アルテミスSから阪神JFの間隔は1か月ちょっと。レース間隔が詰まるとダメな馬だとすれば、十分敗因に挙げられます。
そのため、リアアメリアは桜花賞で狙いたい1頭です。今回は約4か月の間隔を空けて桜花賞に出走します。新馬戦とアルテミスSの間隔と同じぐらいのため、圧巻のパフォーマンスに期待がかかりますね」(競馬記者)
また、昨年グランアレグリアは朝日杯FS(G1)から直行で桜花賞を制している。さらに昨年の皐月賞を勝ったサートゥルナーリアもホープフルS(G1)から直行。今年の皐月賞でも、2歳G1馬のコントレイル、サリオスが同様のローテーションだ。いまクラシック初戦は2歳G1からの「直行」はプラス材料なのかもしれない。
さらに1週前追い切りの動きも上々だ。栗東CWコースで、6ハロン81.7秒ラスト11.6秒を記録し、G1獲りへ順調さをアピールした。
そんな巻き返しに期待がかかるリアアメリアだが、「鞍上」が不安要素に挙げられる。
コンビを組む川田騎手は現在61勝を挙げてリーディング首位を独走中。紛れもないトップジョッキーだが、G1の舞台ではなかなか成績がパッとしていない。
川田騎手が最後に勝ったG1は、クリソベリルで制した昨年のチャンピオンズC(G1)。しかし、芝G1になると18年のスプリンターズS(G1)まで遡る。その間、実に芝G1「27」連敗中だ。この間、7度1番人気馬に騎乗しているが勝てていない。
さらに川田騎手は昨年のクラシックに中内田厩舎のダノンファンタジー、ヴェロックスと挑んだが「未勝利」に終わっている。リアアメリアにとっては不吉なデータだ。
そんな状況だが、果たしてリアアメリアは、川田騎手に久々の芝G1をプレゼントすることができるだろうか。かつて世代トップに目された牝馬の逆襲に注目が集まる。
PICK UP
Ranking
23:30更新
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
関連記事

JRA桜花賞(G1)マジックキャッスル母は「12年前」桜の舞台で3着、近10年4勝「馬券になる」関東馬の見分け方

JRA引き続き無観客で「開催」決定。桜花賞(G1)も予定通り開催へ! 大井も開催継続

JRA桜花賞(G1)女王レシステンシアら「王道」チューリップ賞組VS「逆襲」リアアメリア&「新星」デアリングタクト!【1週前追い切り】

JRA桜花賞(G1)登録馬決定! 復権を誓う2歳女王レシステンシアVS「新星」デアリングタクト!! 「直行V」狙いのリアアメリア、前哨戦覇者マルターズディオサなど

JRA「逆襲のリアアメリア」桜の女王戴冠に虎視眈々! もはや直行は割引にならない!? 陣営の出した「答え」とは……















