GJ > 競馬ニュース > 武豊に降りかかった災難
NEW

JRA武豊「6億円」アドマイヤビルゴ&「6連勝」ロードレガリス断念……レジェンド騎手に降りかかった災難

【この記事のキーワード】, ,

JRA武豊「6億円」アドマイヤビルゴ&「6連勝」ロードレガリス断念……レジェンド騎手に降りかかった災難の画像1

「正直痛いですよ」

 さしもの競馬界のレジェンド武豊騎手も、相手が新型コロナウイルスとなるとお手上げだ。武豊騎手がスポーツニッポンで連載している自身のコラム『武豊のサタデー物語』で悲痛な叫びをあげている。

 その理由は8日に発表されたJRAの新型コロナウイルス感染拡大防止策への取り組みのひとつとして組み込まれた、騎手の「移動制限」にある。

 これにより、今週から土日を異なる競馬場での騎乗が認められなくなった。有力馬を多く抱えるトップジョッキーほどその影響は大きく、武豊騎手も例外ではない。

 今週の開催も本来なら土曜阪神のアーリントンC(G3)でタイセイビジョンに騎乗予定となっていたが、日曜中山で皐月賞にマイラプソディと挑むため、ルールに従い土曜から中山での騎乗が義務付けられてしまった。

 武豊騎手にとってさらに深刻だったのは、5月から始まる東京競馬場のG1シリーズだ。

 2週目の土曜の京都新聞杯(G2)には、17年のセレクトセール当歳市場で約6億円で取り引きされた良血馬アドマイヤビルゴ、4週目の土曜の平安S(G3)にも大井から中央に移籍して6連勝でアルデバランS(OP)を制したロードレガリスがスタンバイしていたが、「移動制限」により騎乗できなくなったことである。

 いずれの週も東京競馬場ではG1の開催があり、2週目の日曜にはNHKマイルC(G1)、4週目の日曜にはオークス(G1)が予定されている。そのため、ルールに従うと土曜から東京で騎乗する必要があり、京都で騎乗すると東京では乗れなくなってしまうのだ。

「コロナ余波の影響はまだ長引く可能性が高く、終息が見えていない状況です。対象の期間は、現在4月18日から5月3日までと発表がされています。ですが、武豊騎手が4週目に開催の平安Sにまで言及したということは、それ以降も制限が続く見込みが強いと考えているからでしょう。

 天皇賞・春(G1)の開催される来週も、土曜東京ではダービートライアルの青葉賞(G2)が控えており、『ブッキング』に頭を悩ませられる騎手は他にも出てきそうです」(競馬記者)

 武豊騎手としても故・近藤利一オーナーの忘れ形見となるアドマイヤビルゴに騎乗できなくなったのは、痛恨だっただろう。そして、ロードレガリスもダートG1を見据える期待馬だ。

 新型コロナウイルスという見えない敵に襲われたことは青天の霹靂ともいえる、こればかりはとんだ災難だったというほかない。

JRA武豊「6億円」アドマイヤビルゴ&「6連勝」ロードレガリス断念……レジェンド騎手に降りかかった災難のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  2. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 横山和生「謎」の降板にファンから賛否の声…朝日杯FSで無敗の主戦に非情采配
  5. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  6. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  7. 川田将雅「ルメール封殺」に絶賛の声! NHKマイルCを含む11戦8勝「川田祭り」で帰ってきたライバルに強烈な復帰祝い
  8. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  9. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶