GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】ディーマジェスティ
NEW

【徹底考察】菊花賞(G1) ディーマジェスティ「『ディープ産駒・菊花賞未勝利』のデータも皐月賞馬に死角なし!『淀の勝ち方』を知る蛯名正義の奥義が世代の頂点へ導く」

【この記事のキーワード】, ,
dhi-majesuthidderxs.jpgディーマジェスティ(競馬つらつらより)

『考察』

 世代唯一の「二冠」の資格を背負い、皐月賞馬ディーマジェスティが最後の一冠に挑む。

 単勝1.4倍という一本被りで迎えた、前走のセントライト記念(G2)。1コーナーの通過順位は10番手、後ろからだと2頭目となる。これは、これまでの本馬のキャリアの中で最も後方の位置取りとなるが、そうなったのはスタート直後に両隣から挟まれてポジションを下げたためだ。

 決して小さくはない不利だったが、それが大きく取り扱われないのはこの馬がレースを勝ったから。そういったことが「歴史的名馬の条件」といえ、ディーマジェスティは早くもそんな領域に足を踏み入れつつあるのかもしれない。

 1000mの通過は61秒。同日10RのレインボーS(1600万下)の1000m通過が58.9秒、5番手の好位を進んだ馬が勝ち、2着も4番手からというレインボーSの結果を見ると、セントライト記念のペースは疑いようのないスローペースだ。

 ディーマジェスティは向こう正面で中団やや後ろまで押し上げたものの、大きな動きはない。だが、エンジンの掛かりが遅い本馬の特徴を把握している蛯名正義騎手のスパートのタイミングは、一貫して各馬より早い。3、4コーナーの中間を過ぎた辺りで進出を開始すると一気に外から先頭に並びかけている。

 直線に向いた際は「どれだけ突き放すのか」といった手応えだったが、結果的には2着ゼーヴィントにはクビ差まで迫られる辛勝。

 無論、手応えに余裕はあったがあり、最後も測ったように2着馬をねじ伏せている。だが、派手な勝ち方にならなかった最大の原因は、このレースが極端なスローペースだったからだ。言い換えれば、ペースが遅い分だけに他馬に脚が残っていたということである。

【徹底考察】菊花賞(G1) ディーマジェスティ「『ディープ産駒・菊花賞未勝利』のデータも皐月賞馬に死角なし!『淀の勝ち方』を知る蛯名正義の奥義が世代の頂点へ導く」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  7. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  8. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  9. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶