
『史上最強世代・最終章』最後に笑うのは「2強」か「新勢力」か……「強い馬が勝つ」菊花賞(G1)に競馬界の将来を担う素質馬が集結!

日本ダービー(G1)を勝ち世代の頂点に立ったマカヒキが世界の壁に跳ね返され、リオンディーズやスマートオーディンといった世代トップクラスの馬が相次いでリタイアした。だが、それでも最後の一冠・菊花賞(G1)には『史上最強世代』の名に恥じぬ、素晴らしい素質馬が集結した。
「春の実績馬」と「夏の上がり馬」が激突するクラシックの集大成……。淀の3000mを巡る攻防の幕が今、開こうとしている。
最後の一冠もこの馬が主役を務める。世代唯一「二冠」の資格を持つ皐月賞馬ディーマジェスティ(牡3歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が日本ダービーに次ぐ1番人気となりそうだ。
前走のセントライト記念(G2)では単勝1.4倍という圧倒的な人気。後方10番手から一捲りし、上がり最速の34.5秒。着差こそゼーヴィントとクビ差だったが、手応えには余裕がありG1ホースとしての貫禄さえ感じさせる凄みがあった。
美浦のウッドコースで行なわれた1週前追い切りは、5ハロン67.3秒でラストが12.7秒。3頭併せから力強く抜け出した。鞍上の蛯名正義騎手は「前走もデキがよかったから、すごく変わったというところはないけど、順調なのが何より。落ち着きもある」と好感触。見守った二ノ宮調教師も「息使いもいい」と合格点を与えている。
敗れた日本ダービーは、中間でアクシデントがあった。それを受けて師は「ダービー前より、上手く調整できている」と順調さを強調する。距離に関しても「大丈夫じゃないか」と自信を深めていた。
関東馬の勝利は2001年のマンハッタンカフェが最後。ディーマジェスティが二冠達成により関東馬の連敗に終止符を打ち、名実ともに世代No.1に駆け上がる。
どうしても最後の一冠だけは譲れない……サトノダイヤモンド(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)がクラシック制覇の悲願達成に向けて最後の意地を見せる。
PICK UP
Ranking
5:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬