GJ > 競馬ニュース > 武豊×キセキは勝率100%!?
NEW

JRA天皇賞・春(G1)「武豊×キセキ」は勝率100%!? 条件一致に必要不可欠なあのレース

【この記事のキーワード】, , ,

JRA天皇賞・春(G1)「武豊×キセキ」は勝率100%!? 条件一致に必要不可欠なあのレースの画像1

 5月3日、日曜京都のメインレースは最強ステイヤー決定戦・春の天皇賞(G1)が開催される。今週から始まる6週連続G1開催の初回を飾るにふさわしい伝統の一戦だ。

 昨年の勝ち馬フィエールマンVSキセキの対決に注目が集まる。

 キセキ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)が、前走の阪神大賞典(G2)で大出遅れから7着と敗れたことにより、フィエールマン優位の下馬評は仕方がないだろう。

 だが、阪神大賞典のキセキはゲートから出ようとせずに、1秒以上の大出遅れなら巻き返しの余地は十分に考えられるだろう。着順こそ7着だったが、勝ち馬ユーキャンスマイルとのタイム差は0.6秒である。これは普通にゲートを出ていればキセキが勝っていたという見方も可能な数字だ。

 15日のゲート再審査がキセキとの初コンタクトとなった武豊騎手は「ゲート自体は速くはないけど、問題はなかったからね。あとは実戦にいってどうかだろうと思います」と好感触をつかんでいた。

 22日の1週前追い切りでも栗東・CWで6F82秒3の好時計をマークしたように、本番へ向けて順調の仕上がりをアピールした。武豊騎手は「気難しそうな馬だけど実力は申し分ない。いい馬が巡ってきました。菊花賞馬は天皇賞・春で強いですから」と語った。

 一見、何気ないコメントに思えるが、この中に「重要」なヒントが隠されている。同じ京都の長距離戦である菊花賞と天皇賞・春の相性がいいことは周知の事実であるが、これに「武豊」を加えると信頼度がさらに跳ね上がるのだ。

 武豊騎手はこれまで天皇賞・春で歴代最多となる8勝をあげているように得意中の得意としている。これは「平成の盾男」といわれる所以でもある。過去に騎乗した全体成績でも【8.6.4.7/25】勝率32%、連対率56%、複勝率72%という驚異的な好相性である。ここでは、勝利した馬に注目してみたい。

 89年イナリワン、90年スーパークリーク、91年と92年はメジロマックイーンで連覇、99年スペシャルウィーク、06年ディープインパクト、16年と17年はキタサンブラックで連覇している。

 全8勝のうち、古馬になって中央に移籍したイナリワン、菊花賞でセイウンスカイの2着に敗れたスペシャルウィークを除き、「菊花賞馬」は4頭。実は「菊花賞馬×武豊」の組み合わせは全勝なのである。勝った馬だから当然という見方もあるが、他の馬では「勝ったこと」がなく、菊花賞馬では「負けたこと」がない。

 勿論、当初コンビを組む予定だったワールドプレミアは菊花賞馬だったが、乗り替わったキセキもまた、菊花賞馬である。しかも、「武豊×菊花賞馬=勝率100%」のデータはここ1年2年のことではなく、武豊騎手のデビューからずっと続いているデータというのも非常に心強い。

 はたして、今回も継続となるのか、それとも途切れてしまうのか。これだけ長く続いているだけに、ぜひとも続くことに期待したい。

 天才・武豊の手腕が最も発揮される淀の長距離に注目だ。

JRA天皇賞・春(G1)「武豊×キセキ」は勝率100%!? 条件一致に必要不可欠なあのレースのページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛