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JRA天皇賞・春「まるでG2メンバー」の声!? 武豊「反対」も叫ばれる距離短縮論とワールドプレミア、グローリーヴェイズら「主役級」続々回避……

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 来月3日に京都競馬場で行われる天皇賞・春(芝3200m)は、日本の最長距離G1であり「スタミナ王決定戦」としても有名なレースだ。

 そんな今回で161回を迎える伝統のレースだが、今年は“お寒い”陣容となるかもしれない。

 過去を振り返ると、ディープインパクトやゴールドシップ、キタサンブラックなど、その時代を代表するスターホースが勝ち馬に名を連ねている天皇賞・春。だが、今年の出走予定馬は連覇を狙うフィエールマンが主役を務める代わり映えのないメンバー……それも、このままではG1馬が本馬とキセキの2頭だけという、今から盛り上がりが心配されるような陣容になっている。

「寂しいメンバー構成に、一部の関係者からは『今年も、まるでG2のようなメンバーになりそうだね』という声も……。実際に先日行われた大阪杯(G1)ではG1馬が5頭いましたし、中山記念はG2でもG1馬5頭が顔を揃える豪華メンバーでした。それら中距離のレースと比較すると、さすがに寂しさを禁じ得ませんね。

 近年、何かと長距離レースを嫌う陣営が増えており、毎年のようにメンバーの質に苦労している感のある天皇賞・春ですが、今年は新型コロナウイルスの影響でますます厳しい状況になりそうです」(競馬記者)

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、すでに無観客競馬が実施されている。終息の気配が見えない以上、ゴールデンウィーク開催ということで大勢の集客が見込める天皇賞・春だが、今年は“静寂”の中でレースすることになりそうだ。

 一方で、新型コロナウイルスの影響によりドバイワールドカップデーが中止になったことで、昨年の2着馬グローリーヴェイズも一時は天皇賞・春を目指していた。だが、検疫等の問題もあり、陣営が「タイミング的に厳しい」と判断したために出走を断念……。

 また、昨年の菊花賞馬として、今年の主役を務めていたであろうワールドプレミアも、体調が整わないという理由で天皇賞・春には出走しない見込みだ。もし出走していたら間違いなく主役級となっていたはずの2頭の回避は、あまりにも痛い。

 しかし、一方では「決して、今年だけの問題ではない」という声もある。

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