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JRA天皇賞・春連覇フィエールマン「次走」宝塚記念も「鞍上」は!? ディープインパクト以来キタサンブラック・ゴールドシップも超えられなかった”壁”

JRA天皇賞・春連覇フィエールマン「次走」宝塚記念も「鞍上」は!? ディープインパクト以来キタサンブラック・ゴールドシップも超えられなかった壁の画像1 3日(日)に開催された天皇賞・春(G1)を制覇したフィエールマン(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)が、次走に宝塚記念(G1)を予定していることがわかった。

 天皇賞・春では昨年の王者ということもあり、フィエールマンはライバルたちから執拗にマークされていた。だが鞍上を務めるC.ルメール騎手の冷静な判断も光り、史上5頭目となる連覇を達成。鞍上のルメール騎手は史上初となる天皇賞4連覇を成し遂げている。

 フィエールマンを所有するサンデーレーシングの吉田俊介代表は、偉業達成の瞬間を北海道の自宅でテレビ観戦。「かなりヒヤヒヤしたけど、よく勝ってくれました」と喜び、今後について「ノーザンファーム天栄(福島県)に放牧に出して、問題がなければ宝塚記念へ」と予定を明らかにした。

 天皇賞・春後に宝塚記念を目標に設定する陣営は多い。だがグレード制導入以降で、天皇賞・春と宝塚記念を連勝した馬は1988年のタマモクロス、1989年のイナリワン、1994年のビワハヤヒデ、2000年のテイエムオペラオー、2003年のヒシミラクル、2006年のディープインパクトの6頭のみだ。

「近年でもフェノーメノ、ゴールドシップ、キタサンブラックが、その“7頭目”になることを目指して挑戦したものの敗退。とくにキタサンブラックは17年に『春古馬三冠』も懸った1戦で、単勝1.4倍の圧倒的な支持を集めたにもかかわらず、9着と惨敗を喫しました。

 中7週でG1を連戦することができるタフネスに加え、『3200m→2200m』と1000mもの距離短縮をこなせる相当な距離の融通性が必要になります。これは他を圧倒するほど高い能力の持ち主でなければ、到底達成できるものではないでしょう」(競馬誌ライター)

 超えなければならないハードルは、並大抵の高さではないだろう。またさらにフィエールマンにはある意味これらよりも深刻な問題が発生する可能性がある。

「主戦のルメール騎手ですよ。今年の金鯱賞(G2)を制したお手馬のサートゥルナーリアも宝塚記念に出走予定です。ルメール騎手がどちらを選択するかにも注目が集まります。

 またアーモンドアイも宝塚記念に出走する可能性がささやかれていました。これはヴィクトリアマイル(G1)から安田記念へ向かうローテーションでは、出走間隔が短いというのも理由のひとつでした。しかし、ルメール騎手のお手馬がすでに複数頭出走する意向を示した以上、同馬は向かわない可能性が高まっています」(競馬記者)

 フィエールマンは天皇賞・春と宝塚記念を連勝した“史上7頭目”の存在になることができるのだろうか。

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