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JRA西村淳也「痛恨」騎乗停止! 平安S(G3)スワーヴアラミス乗り替わりで初重賞勝ちのチャンスが白紙

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 期待の若手・西村淳也騎手にとっては痛恨の極みだっただろう。

 10日、京都5R未勝利で騎乗したアステロイドベルトで斜行したため、5月23日(土)から5月31日(日)まで9日間の騎乗停止の処分が下された。騎乗していた1着アステロイドベルトは到達順位通り確定し、西村騎手はこの勝利で通算101勝(JRA98勝)に到達し、来週から減量騎手卒業となる。

 5月10日現在、全国リーディングで7位と好調だった西村騎手。今年の勝利数は30勝で、関東リーディングの横山武史騎手の28勝を凌いでいる。減量騎手を卒業したことで、より手腕が問われることになったタイミングでの騎乗停止は非常に残念である。

 その一方、23日の平安S(G3)をスワーヴアラミス(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)とのコンビで自身の初重賞勝利が期待されていたが、今回の騎乗停止により、コンビ結成は白紙となってしまった。

 スワーヴアラミスは3月のマーチS(G3)で初重賞勝ちを飾り、2走前のアルデバランS(OP)では6連勝中のロードレガリス相手に半馬身差と好戦している。また、昨年夏の札幌ではM.ミシェル騎手に日本の競馬で初勝利をプレゼントした馬だ。

 平安Sにはオメガパフューム、ゴールドドリーム、ロードレガリスなどの強敵が出走を予定している。だが、スワーヴアラミスも有力馬の1頭と見られていただけに西村騎手は大きなチャンスを逃がしてしまったといえるだろう。

「日曜京都では西村騎手、東京では横山武史騎手という期待の若手2人が揃って騎乗停止となったのは非常に残念ですね。西村騎手はせっかくの重賞勝利のチャンスをフイにしてしまいましたし、横山武騎手はウインマリリンでのオークス(G1)騎乗が出来なくなりました。

 どちらも全国リーディングで10位以内に入っている腕達者として評価の高かった騎手だけに勿体ないです。これから上に上がるためにもこういったチャンスをひとつひとつモノにしていくことが大事な時期だけに、次回のチャンスは逃がさないように頑張ってもらいたいですね」(競馬記者)

 競馬の世界では、乗り替わった騎手が勝利してコンビ続行となることは珍しくはない。若手の場合は尚更、次も同じ馬に乗せてもらえる保証はないのが実情だ。

 2人には今回の騎乗停止を糧にして、今後の騎乗に生かすことで、さらなる飛躍を期待したい。

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