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JRAウオッカ7馬身差の圧勝、G1史上最高三連単2070万の大波乱! ヴィクトリアマイル(G1)の歴史を振り返る

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 ヴィクトリアマイルは今年でまだ15回目だが、春の古馬牝馬にとって目標となる意義のあるレースだ。

 秋のエリザベス女王杯は秋華賞の後に行われる京都の2200m、そしてヴィクトリアマイルは安田記念の前に行われる東京の1600mと位置付けが異なるのも興味深い。それだけに様々なドラマを生んできたレースでもある。そんな過去14回のレースを振り返りながら、今年のヒントを探ってみたい。


 2006年 第1回ダンスインザムード
 北村宏司騎手 藤沢和雄調教師 社台ファーム生産

 1番人気に支持されたのは前年の桜花賞&NHKマイルC優勝馬ラインクラフト。前年のマイルCSで3着、この年の高松宮記念でも2着に好走、そして前哨戦の阪神牝馬Sを3馬身差で圧勝。実力と実績は突出していた。しかし勝利したのは2年前の桜花賞馬ダンスインザムード。同馬はアメリカンオークス(G1)、天皇賞・秋(G1)、マイルCS(G1)などのG1レースで2着が続くも、桜花賞以降未勝利が続いていた。しかしこのレースで約2年ぶりの勝利、そして鞍上の北村宏司騎手はこれが初G1制覇だった。2着は秋華賞馬エアメサイア、3着ディアデラノビア。今年の桜花賞馬デアリングタクトの祖母デアリングハートが6着という結果だった。


 2007年 第2回コイウタ
 松岡正海騎手 奥平雅士調教師 社台ファーム生産

 12番人気コイウタがまさかの勝利を演じたレース。同馬は歌手前川清氏と社台ファーム吉田照哉氏の共同所有馬で、3歳時はクイーンC(G3)勝利、桜花賞3着など活躍。しかしオークスで競走中止して以降、惜敗と大敗を繰り返し、ヴィクトリアマイルは12番人気の低評価に甘んじた。しかしここでデビュー以来初めて、そして生涯唯一の上がり33秒台の脚を使い、大仕事をやってのけたのだ。レースは1番人気カワカミプリンセス、2番人気スイープトウショウ、3番人気アドマイヤキッス、4番人気ディアデラノビアらが掲示板に乗れず敗退し、人気馬総崩れの大波乱。3連単は228万3960円という100万馬券が飛び出した。


 2008年 第3回エイジアンウインズ
 藤田伸二騎手 藤原英昭調教師 社台ファーム生産

 前年の日本ダービー馬ウオッカに注目が集まったこの年。同馬はドバイ遠征後の国内初戦としてこのレースを選択。鞍上も武豊騎手だったこともあり、単勝2.1倍の1番人気に支持された。しかしこのレースを制したのは、前走の阪神牝馬Sで初重賞勝利を決めたエイジアンウインズ。セレクトセールで1800万円と安価だった同馬が、オープン入りして2か月弱でG1馬となった。社台ファームは第1回からヴィクトリアマイル3連覇を達成。


 2009年 第4回ウオッカ
 武豊騎手 角居勝彦調教師 カントリー牧場生産

 前年の屈辱を晴らした武豊とウオッカのコンビ。この年もドバイ遠征後の国内初戦だったが、2着に1.2秒、なんと7馬身差の圧勝だった。勝ち時計1分32秒4はレースレコード、上がり3ハロンは唯一の33秒台前半と内容も突出しており、他の騎手も脱帽の強さだった。負かした相手もエリザベス女王杯馬リトルアマポーラ、オークス馬カワカミプリンセス、桜花賞馬レジネッタなど強豪だった。

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