
JRA名門・池江泰寿厩舎「凋落ぶり」深刻……3歳期待の良血軍団「大不振」も日本ダービー(G1)ヴェルトライゼンデとアルジャンナの2頭出しで背水の陣?
先週24日、東京競馬場で行われたオークス(G1)は、1番人気のデアリングタクトが63年ぶりとなる無敗での牝馬二冠を達成。単勝1.6倍という圧倒的な支持を受けた大本命馬が、その評価に違わぬ圧巻のレースを見せ、その走りに多くのファンが酔いしれた。
その一方、好位からレースを進めたものの、ほぼ何もできずに17着大敗と静かにレースを終えたのが、11番人気のアブレイズだった。管理するのは、名門・池江泰寿厩舎だ。
メジロマックイーンやディープインパクトといった歴史的名馬を手掛けた池江泰郎元調教師を父に持つ泰寿師は、まさに調教師界のサラブレッドだ。
下積み時代には父の下でステイゴールドなどの名馬を手掛け、その後も英国のマイケル・スタウト厩舎、米国のニール・ドライスデール厩舎で調教助手を務めるなど、エリート街道を邁進して2004年に調教師デビュー。
その2年後にはドリームジャーニーで厩舎初G1(朝日杯FS)を飾り、関西リーディングでも3位と、2008年は最多勝利調教師賞のタイトルを受賞し、瞬く間に一流調教師の仲間入りを果たしている。
2011年に父が定年により引退し、管理馬を引き継いでからは、さらに加速する。
同年には管理するオルフェーヴルが牡馬三冠を達成。史上初の親子で三冠トレーナーという快挙を成し遂げた。他にも2015年に最優秀4歳以上牡馬に輝いたラブリーデイ、翌年の最優秀3歳牡馬サトノダイヤモンドなど、活躍馬を挙げれば枚挙に暇がない。
そんな池江厩舎だが、今年の3歳馬は苦戦が続いている。
「毎年、名門厩舎らしく良血の期待馬が入厩してくる池江厩舎ですが、ここまで、ほとんど良い所がありませんね。
この3歳世代もセレクトセールで約2億円で取引されたサトノシャロームやサトノレガシーといった超良血馬を筆頭に25頭の期待馬が入厩しましたが、現在オープン入りを果たしているのは、わずか3頭……勝ち上がることさえ難しい馬も、決して珍しくありません」(競馬記者)
重賞勝利も冒頭でふれたアブレイズのフラワーC(G3)のみ。これが今年の厩舎全体で唯一の重賞勝ちとあって、かつての華やかさが影を潜めている印象だ。
「ここ(5月26日現在)まで15勝と勝ち星としては例年通りの池江厩舎ですが、大舞台での存在感が薄くなっている印象です。2004年のデビューからJRAだけでも、すでにG1・20勝と大レースを勝ちまくっていたにもかかわらず、ここ3年ではアルアインの大阪杯(G1)だけと足踏み状態……。盛り返すにも、これからの厩舎を担う3歳世代が不振ではちょっと心配ですね」(同)
今週末の日本ダービー(G1)では、ヴェルトライゼンデとアルジャンナの2頭出しになる池江厩舎。今のところ、どちらも伏兵に過ぎないが果たして。そろそろ大舞台で「結果」がほしいところだ。
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