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JRA日本ダービー(G1)“空気読まない?”ウインカーネリアンが大物食いへ! オークス激走のマリリン&マイティーに続ける裏付けあり!

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 24日に行われたオークス(G1)では、デアリングタクトが63年ぶり2頭目の無敗牝馬2冠に輝いた。そのデアリングタクトに最後まで抵抗したのが、ウインマリリンとウインマイティーの「チームウイン」だった。

 ウインマリリンは道中2番手、ウインマイティーは5~6番手の好位をそれぞれ追走。前残りの展開、そしてイン有利の馬場を味方に最後までしぶとく粘り、2~3着に入線した。

 オークスの余韻が冷めやらぬなか、31日には競馬の祭典・日本ダービー(G1)が行われる。ここに「チームウイン」から出走を予定しているのがウインカーネリアン(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。前走の皐月賞(G1)では単勝オッズ360.0倍のブービー17番人気ながら4着に入り、ダービーの優先出走権を獲得した。

 前走はコントレイルとサリオスの2頭にはちぎられたが、3着ガロアクリークとは0秒2差の4着。前崩れの展開を先行して最後までしっかり粘ったことは素直に評価すべきだろう。

 距離延長となるダービーの舞台では、血統的にも父スクリーンヒーローなら、父にキンシャサノキセキを持つガロアクリークを逆転しても何ら不思議ではない。ちなみにオークス2着のウインマリリンの父も同じスクリーンヒーロー。デアリングタクトの父系もロベルト系なので、今の東京芝コースは“ロベルト向き”になっている可能性が高く、注視しておく必要があるだろう。

 ウインカーネリアンの父スクリーンヒーローは現役時代の2008年、ジャパンカップを9番人気で制覇したことで知られる。その時は3頭のダービー馬(メイショウサムソン、ウオッカ、ディープスカイ)が1~3番人気に支持されるなど、実力馬がそろった激戦のジャパンカップと言われた。ところが格上挑戦で臨んだアルゼンチン共和国杯(G2)を勝ったばかりの伏兵スクリーンヒーローが3頭のダービー馬を含む強豪たちを撃破。“空気を読まない”G1制覇という捉え方もできる予期せぬ勝者に場内は静まり返った。

 ウインカーネリアンの母の父マイネルラヴもまた現役時代に圧倒的人気馬を差し置いてG1制覇した経験を持つ。舞台は1998年のスプリンターズS(G1)だ。JRA史上屈指の名短距離馬といわれるタイキシャトルはそのレースで単勝オッズ1.1倍の圧倒的人気に支持され、レース後には引退式も予定されていた。誰もがタイキシャトルの勝利を疑わなかったが、先頭でゴールを駆け抜けたのは7番人気マイネルラヴだった。

 今年のダービーは2強の一騎打ちムードが漂うが、大舞台で金星を挙げた父と祖父の血を受け継ぐウインカーネリアンならダービーで大物食いを果たしてもおかしくないだろう。

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