
JRA 日本ダービー(G1)キングカメハメハ産駒の連続出走記録がストップも…… 豊富な「後継種牡馬」が今後の日本の競馬界を牽引!

今年も競馬の祭典・日本ダービー(G1)が開催される。昨年亡くなったディープインパクトは皐月賞馬コントレイルらをはじめ、多くの産駒を送り込んでいる。だが、長きに渡ってそのディープインパクトとリーディングサイアーの座を争い、こちらも昨年他界したキングカメハメハは、種牡馬入りを果たして以来はじめて、産駒を1頭もこの大舞台に送り出せないようだ。
2003年にデビューし、翌年には安藤勝己騎手とのコンビで史上初めてNHKマイルC(G1)、日本ダービー(G1)の変則2冠を達成。秋初戦となった神戸新聞杯(G2)も危なげなく勝利し、さらなる飛躍が期待されたものの、右前浅屈腱炎を発症。現役を退くことが発表された。
若くして種牡馬入りを果たしたキングカメハメハは、初年度から244頭に種付け。初年度産駒が08年にJRAデビューを飾ると、まずフィフスペトルが函館2歳S(G3)制覇、朝日杯フューチュリティS(G1)2着と活躍。翌年には父同様にNHKマイルCと日本ダービーの変則2冠を狙うもそれぞれ、5着、11着に終わった。
それ以後もキングカメハメハ産駒はコンスタントに活躍を続け、毎年のようにクラシックを沸かせていた。過去のキングカメハメハ産駒の日本ダービー出走馬と結果は下記となる。
【日本ダービーに出走したキングカメハメハ産駒】
2009年
ゴールデンチケット 7着
フィフスペトル 11着
2010年
ローズキングダム 2着
ルーラーシップ 5着
トゥザグローリー 7着
2011年
ベルシャザール 3着
2012年
ゼロス 16着
2013年
ラブリーデイ 7着
コディーノ 9着
2014年
タガノグランパ 4着
トゥザワールド 5着
スズカデヴィアス 9着
2015年
ドゥラメンテ 優勝
レーヴミストラル 9着
ミュゼスルタン 6着
2016年
エアスピネル 4着
リオンディーズ 5着
2017年
レイデオロ 優勝
ダイワキャグニー 14着
2018年
コズミックフォース 3着
2019年
クラージュゲリエ 6着
ランフォザローゼス 7着
レッドジェニアル 8着
PICK UP
Ranking
11:30更新元JRA藤田伸二氏「置いてきぼり」大塚騎手に同情……木村哲也調教師のパワハラ問題に「本人はあまりピンと来てない」
JRA痛ましい栗東火災事故から1年、5頭が犠牲になった村山明厩舎から希望の光。 “弔い星”を届けたアノ馬がオープン連勝!
JRA三浦皇成を落馬に巻き込んでしまった「あの新人騎手」がまさかの選択!? 順調に回復見せるも復帰には難題多く……
- JRA「パワハラ裁判」木村哲也調教師が復帰。大塚海渡騎手への暴言、暴力行為による調教停止処分から約3か月…若手実力派調教師の汚名返上に期待
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊を潰した新人騎手「暴走」に物議!? 連続斜行でレースぶち壊し……未だデビューから1人だけ勝てない「焦り」か
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
関連記事
JRA今年は戦後「最も静かな」日本ダービー(G1)に……30年前、伝説「中野コール」からキズナ武豊「豊コール」までダービー史を彩った大声援
JRA日本ダービー「正統後継者」コントレイルに課せられた宿命。「偉大過ぎた父」ディープインパクトが果たせていない、サラブレッドとしての「命題」
JRA【日本ダービー(G1)展望】無敗3冠狙うコントレイルVSサリオス再戦! 武豊サトノフラッグの巻き返しはあるか
JRA日本ダービー「2強」コントレイル&サリオスで明暗!? 矢作調教師「何も言うことがない」西の横綱に対して、東の横綱は……【1週前追い切り情報】
JRA恋人候補が次々に脱落した武豊! ダービーパートナー選びのキーとなったのはやはりアノ馬だった!? サトノフラッグとコンビ結成の裏事情