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JRA日本ダービー(G1)と「2年前」目黒記念(G2)が馬券リンク!? M.デムーロ騎手「馬券圏内75%」の理由は…

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JRA日本ダービー(G1)と目黒記念(G2)に相関性あり!? ダーリントンホール「馬券圏内75%」、ヒントは2年前 の画像1

 31日、東京競馬場で競馬の祭典・日本ダービー(G1)が開催される。そして、その直後の最終12レースに伝統のハンデ重賞、目黒記念(G2)が行われる。

 目黒記念がダービーと同日開催となったのは2006年。ダービーで馬券を外したファンにとっては、一発逆転を懸けた“敗者復活レース”として認知されつつある。

 今年、同じ日に同じ競馬場で重賞レースが行われるのは、障害重賞を除けばこの日だけ。そしてダービーと目黒記念には近年、ある不思議な相関性があることがわかった。

 それが、目黒記念と「2年後のダービー」にある。まず2006年から2010年までの目黒記念で3着までに入った騎手が2年後のダービーでどのような結果を残していたのか並べてみた。ちなみに2011年は、東日本大震災の影響で目黒記念がダービー前日の土曜開催となった年で、この年の1~3着騎手は2年後のダービー(2013年)には騎乗していない。

【目黒記念で3着以内騎手の2年後のダービー成績】
 2008年 武豊  ブラックシェル(3着)
 2008年 川田将雅  アドマイヤコマンド(7着)
 2008年 岩田康誠  メイショウクオリア(17着)
 2009年 武豊  リーチザクラウン(2着)
 2009年 福永祐一  セイウンワンダー(13着)
 2010年 岩田康誠  ヴィクトワールピサ(3着)
 2010年 横山典弘  ペルーサ(6着)
 2010年 和田竜二  シャイン(17着)
 2011年 三浦皇成  ショウナンパルフェ(6着)
 2012年 池添謙一  グランデッツァ(10着)

 たとえば2008年のダービーでは、ブラックシェルが3着に入ったが、鞍上の武豊騎手は06年の目黒記念でアイポッパーに騎乗し、2着という結果を残していた。もちろん目黒記念で3着以内でも、2年後のダービーには騎乗していなかった騎手も多い。

 2010年までの該当騎手のダービー成績は「0-1-2-7」。複勝率は30%と極めて平凡な数字といえるだろう。しかし2011年を境にこれが一変する。

【目黒記念で3着以内騎手の2年後のダービー成績】
2014年 蛯名正義  イスラボニータ(2着)
2016年 蛯名正義  ディーマジェスティ(3着)
2017年 M.デムーロ アドミラブル(3着)
2017年 戸崎圭太  ペルシアンナイト(7着)
2018年 福永祐一  ワグネリアン(1着)
2018年 蛯名正義  ゴーフォザサミット(7着)
2019年 戸崎圭太  ダノンキングリー(2着)
2019年 川田将雅  ヴェロックス(3着)

 2012年以降の目黒記念で3着以内に入った騎手の2年後のダービー成績は通算「1-2-3-2」。勝ち鞍こそ18年の福永騎手(ワグネリアン)だけだが、複勝率は75%にも上る。

 今年もこの傾向が続くなら、18年の目黒記念で3着以内に入った3人の騎手が該当する。2年前の目黒記念で3着までに入った騎手は1着から順に内田博幸騎手、高倉稜騎手、そしてM.デムーロ騎手だ。

 このなかで今年のダービーに騎乗するのはデムーロ騎手だけ(ダーリントンホール)。ちなみに2年前の目黒記念で4着だったのが今年ガロアクリークに騎乗する川田騎手、5着だったのがコントレイルに騎乗する福永騎手だ。

 果たして2年前の目黒記念は今年のダービーに結びつくのだろうか。

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