JRA「余力十分」無観客開催で休業中のバイトにも「6割補償」!? 宝塚記念(G1)以降の通常開催再開の見通しは……
競馬の祭典・日本ダービー(G1)が終わり、今週末からは2歳戦がスタートする。来週からは函館開催が始まり、いよいよ夏競馬の到来となる。
JRAは新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、2月29日から無観客競馬の開催を実施しており、すでに宝塚記念(G1)の開催日である6月28日までの継続が発表されている。その一方、4月から実施されていた「騎手の移動制限」と「競走馬の他ブロックへの出走制限」は6月から解除され、徐々に通常開催へ近づきつつある。
だが、2日には東京都で34名の新型コロナウイルスの感染者が判明し、東京アラートが発動した。依然として予断を許さない状況が続いている。
そんな状況ではあるが、ファンとしては通常開催の再開がいつになるのか気になるところだろう。
「関係者の話だと、次開催の福島や中京も無観客開催が継続しそうです。小規模なイベントは少しずつ行われるようになってきていますが、競馬開催となると何万人も集まりますからね。全国からお客さんが殺到する事は間違いないですし、もしその中から感染者が出たら県を跨いでクラスターの要因を作る可能性もあります。
また、ウインズも密な環境なので、すぐの再開は難しいのではないでしょうか。結局は周りの出方を見ながらの決定になりそうです。秋のG1シリーズから通常開催を再開できればという心構えのようですね」(競馬記者)
他のスポーツでは、プロ野球が19日からの開幕が決定したものの、当面の間は無観客で行うとしている。また、Jリーグも7月4日からJ1の再開が決定しているが、観客を入れての開催は未定の状況。競馬の通常開催は、これらのスポーツの動向次第といったところかもしれない。
「幸いにも開催は途切れることなく継続できていますし、売上を含めて収益面でも想定以上のようです。JRAは敢えてその流れを壊すような事はしないと思いますよ。競馬場に従事していた人、休業扱いになっているバイトの人にも6割の給与は支給しているという話があるぐらいなので、余力は十分のようですね」(同)
競馬場の従事者に給与補償をしているということは、いつでも通常開催を再開できるよう繋ぎ止めているという見方もできる。まだ再開の目途が立っていないが、心強い限りだ。
是非とも、万全の態勢で通常開催が行われる日が来ることを楽しみにしたい。
PICK UP
Ranking
23:30更新- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
- C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
- クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
- 武豊「16戦1勝」でもノットゥルノで存在感!ボンドガールは不完全燃焼も…藤岡康太のバトン引き継ぐナミュールとリベンジへ
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声