JRA「目には目を」打倒アーモンドアイに効果抜群!? ダノックスはG1連敗ストップに背水の陣!? 今年のG1でライバル陣営が見せたノーザン対策とは

7日、東京競馬場で行われる春の最強マイラー決定戦・安田記念(G1)を勝てば、史上初となる8冠を手にすることになるアーモンドアイ。昨年はロジクライの斜行により致命的な不利を受けた影響もあり、3着と敗れただけに今年は何としても負けられないところだろう。
前走のヴィクトリアマイル(G1)を楽勝し、主戦のC.ルメール騎手は昨年のリベンジをリクエスト、管理する国枝栄調教師も「ダメージは全然ない」と状態には太鼓判を押している。
だが、他陣営もこのまま8冠達成をみすみす許すわけにはいかない。安田記念ではヴィクトリアマイルよりもさらに強力なメンバーが最強女王を迎え撃つべく集まった。
アーモンドアイを擁するノーザンファームだが、今年の春のG1戦線で思わぬ苦戦を強いられた。
また、ノーザンファームをはじめとする社台系グループの圧倒的な強さは、やはり同一レースに多数の有力馬を送り込む層の厚さが背景にある。複数の馬が同じレースに出走することで、本命視された馬が取りこぼすことがあっても、他の馬が勝利することで補えるメリットは大きいだろう。※便宜上、異なるオーナーでも、ノーザンファームの生産馬は同グループの扱いとする。
これを念頭に入れた上で今年を振り返ってみると、敗れたG1には共通点が存在していることがわかった。
モズスーパーフレアが優勝した高松宮記念(G1)はキャピタル・システムがモズアスコットとの2頭出し、デアリングタクトが優勝した桜花賞(G1)、オークス(G1)はチーム岡田のスマイルカナ、ウインマリリン、ウインマイティ―の多頭出し、コントレイルが優勝した皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)はノースヒルズがキメラヴェリテ、ディープボンド、コルテジアの多頭出しと、いずれも同じグループに属するオーナーも複数の馬を出走させていた。
「同じレースに複数の馬を出走させることの大きなメリットは展開が読みやすくなることではないでしょうか。競馬ではレース前に逃げ宣言していたはずの陣営が実際には逃げなかったり、想定外の馬が先手を取ったりと、戦前の駆け引きがあります。
そのため、他陣営が相手だとレースが始まるまで出方がわからないですが、同じオーナーの場合は出走馬ごとの作戦は認識がある程度は共通しているため、レースがしやすくなります。
欧州競馬ではペースメーカーやラビットと称される馬の出走が珍しくありません。日本では認められていませんが、同一オーナーの複数の馬が出走した場合は『結果的』に似たようなことが起こり得る可能性もゼロとはいえません」(競馬記者)
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