
あわやJRA新記録「単勝606.8倍」の激走で騒然!? 鳴尾記念(G3)10歳馬サイモンラムセス、引退レースで見せた輝きに「絶賛の声」続々

6日、阪神競馬場で行われた鳴尾記念(G3)は、10番人気のパフォーマプロミス(牡8歳、栗東・藤原英昭厩舎)が優勝。昨年の天皇賞・春(G1)以来の競馬となる、今年8歳の古豪が健在ぶりを見せつけた。
その一方、最後の最後に強烈な輝きを放ったのが、もう1頭の古豪サイモンラムセス(牡10歳、栗東・梅田智之厩舎)だ。
ここまで4戦連続で最下位。さらに言うなら、4戦連続で最下位人気……。キャリア68戦目、ラストランを迎えたこの日も単勝606.8倍と、率直に述べてサイモンラムセスの激走に期待しているファンは、ほぼ皆無に等しい状況だった。
しかし、最後の直線をほぼ最後方で迎えたサイモンラムセスは、そこから末脚を爆発させる。鞍上の川須栄彦騎手のゲキに応え、メンバー2位となる上がり3ハロン35.3秒の末脚で4着まで追い上げてゴールした。
「正直、びっくりしました。(サイモンラムセスを管理する)梅田調教師も『ラストランだし、悔いのない仕上げ。今年一番と言っていい』と話していたんですが、まさかここまでやる力が残っていたとは……陣営も引退を撤回したくなるような激走でした。
JRAの単勝記録569.4倍を超える単勝606.8倍も然ることながら、10番人気パフォーマプロミスが勝ったことから、複勝でも万馬券になる可能性もありました。素直におつかれさまでしたと言ってあげたいです」(競馬記者)
この結果を受け、ネット上の競馬ファンもSNSや掲示板を通じて「サイモンラムセスの激走はビックリ」「これは拍手!」「馬券、買っとけばよかった」など「おつかれさま」という温かい声が続々……中には、感動のあまり泣いてしまったファンもいたようだ。
「実は先日(4日)に行われた交流重賞・北海道スプリントC(G3)でも、10歳馬のメイショウアイアンが優勝して大きな話題になりました。メイショウアイアンはマヤノトップガン産駒でしたが、今度(サイモンラムセス)は母父がマヤノトップガンですか(笑)。
思い出されるのは、2年前の宝塚記念(G1)ですね。サイモンラムセスは14番人気の大穴だったんですが、スタートから果敢にハナに立って……いわゆる“テレビ馬”というやつで、3コーナーで小牧太騎手が早めのスパートをかけて、後続を2馬身ほど突き放した時は、一瞬だけ夢を見ました。
小牧騎手が乗ってから逃げ馬になったんですが、最後は本来の切れを活かした原点回帰の競馬でしたね。ナイスランでした」(別の記者)
レース前、『デイリースポーツ』の取材に応じた澤田昭紀オーナーによると、今後は北海道日高町のサンシャイン牧場で繋養され、種牡馬入りを目指すことになりそうなサイモンラムセス。
8年前の2012年、単勝168.8倍でデビューした“苦労人”が最後まで“らしい”走りを見せてくれた。
PICK UP
Ranking
17:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 名コンビ・吉田隼人×ソダシは「なぜ」解散に至ったのか。D.レーン→川田将雅「勝利至上主義」に走った陣営の裏事情
- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA石橋脩ブチギレ騒動……馬質向上の裏で苦悩も?
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「オグリキャップ負けた」が話題となった宝塚記念…悲運の鞍上は武豊と同世代、勝ち馬の騎手は後に競馬界から追放のショック【競馬クロニクル 第60回】
関連記事
JRA武豊×池江泰寿調教師「昨日の敵は今日の友」タッグ結成!? 菊花賞2着サトノルークスを負かした“ワールドでプレミアな手腕”に期待
JRA鳴尾記念(G3)距離延長で必勝期すラヴズオンリーユーもう負けられない! 安田記念の資金稼ぎにもってこい!?
JRA鳴尾記念(G3)春G1・10連敗「大スランプ」武豊、「2億9000万」サトノルークスは巻き返しの救世主となれるか!?
JRA鳴尾記念(G3)武豊サトノルークスが昨年のオークス馬ラヴズオンリーユーを撃破!? 宝塚記念(G1)につながる重要な1戦に熱視線
JRA武豊が安田記念(G1)「断念」!? まさかの鳴尾記念(G3)騎乗決定で「大斜行」の悪夢払拭は来年に持ち越しか……