
JRA鳴尾記念(G3)春G1・10連敗「大スランプ」武豊、「2億9000万」サトノルークスは巻き返しの救世主となれるか!?
6日、阪神競馬場で行われる鳴尾記念(G3)に武豊騎手とのコンビでサトノルークス(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)が出走する。昨年の菊花賞(G1)以来の復帰となるが、実力馬の始動に注目したい。
だが、コンビを組む武豊騎手は春G1で【0.1.0.9/10】と10連敗しており、けして好調とは言えない状況だ。
1番人気レシステンシアに騎乗した桜花賞(G1)は無敗で牝馬クラシック2冠を制したデアリングタクト相手の2着と相手が悪かったとはいえ、騎乗したG1すべてで人気よりも着順が下回ったのは気になる材料だろう。
日本ダービー(G1)まで「皆勤」していたG1レースの騎乗も、安田記念(G1)の騎乗馬はおらず、ついに途切れることとなった。春のG1東京5連続開催の最後に競馬界を代表するレジェンド騎手の姿がないのは淋しい限りである。
それだけに巻き返しを期したい武豊騎手としてはサトノルークスで臨む鳴尾記念で結果を出すことは急務となる。
サトノルークスはセレクトセールで2億9000万円という高額取引されたディープインパクト産駒の良血だ。未勝利から3連勝で挑んだ皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)では大敗を喫したが、秋のセントライト記念(G2)を2着と復調気配を見せると、菊花賞ではあわやの2着と好走した。
淀の長距離を得意とする武豊騎手が手綱を取った勝ち馬のワールドプレミアが内からロスのない競馬で抜け出したのに対し、7枠14番のサトノルークスは終始外を回らざるを得ない展開もありながらクビ差2着と負けてなお強しの競馬を見せた。
残念ながら菊花賞後に骨折が判明し、長期休養を余儀なくされたが、人馬ともに再起を期したいここは結果が欲しいところだろう。
「サトノルークスは春のクラシックで2戦連続二桁着順の大敗をしたことで、評価が急落した感がありましたが、改めて素質の高さを証明したのが昨年秋の2戦でした。ようやくセレクトセールの取引額に見合う成績を残し始めたといえるでしょう。
菊花賞でこの馬を2着に退けたワールドプレミアに騎乗していた武豊騎手とコンビを組んだのも何かの縁かもしれませんね。結果次第で宝塚記念(G1)の出走の可能性もありそうですし、ここは地力の高さで克服して欲しいです」(競馬記者)
安田記念にはアーモンドアイ以外にも多数の強豪馬が出走するため、身より実を取ることも正解かもしれない。
武豊騎手にしても先々を考えるとここで結果を出して、お手馬の確保をしておきたいところだ。
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