GJ > 競馬ニュース > レイエンダ「18戦0勝」の衝撃!
NEW

JRAエプソムC(G3)レイエンダ「18戦0勝」の衝撃! 兄レイデオロもこれで「低迷」!?一族に囁かれる「不安説」とは……

【この記事のキーワード】, ,

JRAエプソムC(G3)レイエンダ「18戦0勝」の衝撃! 兄レイデオロもこれで「低迷」!?一族に囁かれる「不安説」とは……の画像1

 14日に東京競馬場で開催されるエプソムC(G3)に、昨年の覇者レイエンダ(牡5歳・美浦・藤沢和雄厩舎)が出走する。

 全兄には、2017年の日本ダービー(G1)を制したレイデオロを持ち、自身もデビュー時からその素質を高く評価されてきた。実際に2歳7月のデビュー戦は、単勝1.2倍の支持に応えて完勝。その後は膝の骨折があってクラシック出走はかなわなかったが、3歳春から夏にかけて500万下~1000万下を連勝。さらにセントライト記念(G2)でも実力馬ジェネラーレウーノの2着に食い込み、素質の片鱗をのぞかせた。
 
 しかし、そこから歯車が狂ってしまう。

 3歳暮れのチャンレンジC(G3)で6着に凡走すると、年が明けて東京新聞杯(G3)は8着、さらに確勝を期して臨んだOP特別のメイSでは1番人気を裏切り、9着に惨敗。昨年のエプソムCでは、5番人気まで評価を落としていた。しかし、レースでは意表を突く先行策を見せ、直線逃げ粘るサラキアを競り落とし、重賞初制覇。秋には飛躍も期待されたが、G1初挑戦となったマイルCSで15着に大敗するなど、結局この1年間で6戦するもエプソンCの1勝に終わってしまった。

 そして今回、復活を胸に1年ぶりのエプソムCで連覇を狙う。舞台はレイエンダにとってベストといえる東京1800m。しかし“血統的”に連覇の可能性は極めて低いと言えるだろう。

「母のラドラーダを含め、この一族は仕上がりが早く、2~3歳戦を大得意にしていますが、古馬になってから、特に5歳以降はからっきし走らなくなります。ラドラーダも現役時代は、3歳1月にデビューすると初勝利に4戦を要しましたが、3歳時は8戦4勝、2着4回のパーフェクト連対を果たしました。しかし、4歳以降は引退する5歳秋まで1600万下クラスでの2着が1度あっただけ。惨敗続きで現役を終えました。

ラドラーダの子はレイエンダも含めてこれまで5頭がJRAで走っていますが、母と同じく、年齢を重ねるごとに成績を落とす傾向にあります。この一族は総じて早熟と言わざるを得ません」(競馬誌ライター)

【ラドラーダ産駒5頭の年齢別成績】
 2歳 7-4-2-1(50.0%/78.6%/92.9%)
 3歳 7-2-0-9(38.9%/50.0%/50.0%)
 4歳 5-4-3-4(31.3%/56.3%/75.0%)
 5歳 0-0-1-12(0.0%/0.0%/7.7%)
 6歳 0-1-1-3(0.0%/20.0%/40.0%)
 ※カッコ内は左から勝率/連対率/複勝率

 2歳時には勝率50%、複勝率は90%超という異常な数字を残しているラドラーダの産駒。3~4歳にかけても勝率は30%を超えている。しかし、5歳以降は18戦して一度も勝っていない。4歳までの堅実な成績から一転、5歳でその成長は完全に止まってしまうようだ。

 昨年末の有馬記念(G1)を最後に引退した兄のレイデオロも5歳になった途端、戦意を失ったかのように人気を裏切り続けた。今年5歳のレイエンダはこの血統に押されかけた「早熟」という不名誉な烙印を振り払うことはできるだろうか。

JRAエプソムC(G3)レイエンダ「18戦0勝」の衝撃! 兄レイデオロもこれで「低迷」!?一族に囁かれる「不安説」とは……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛