真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.04.02 15:16

藤田菜七子騎手がエージェント契約。「根拠なき過熱報道」の裏に現実との大きなギャップ
編集部
「現在は大半の騎手にエージェントがついていますし、新人がデビュー直後から騎乗仲介者をつけることも『常識』になりつつあります。実際に、すでにJRA初勝利を挙げている木幡巧也騎手を始め、菜七子騎手と同期の新人たちは、とっくにエージェントを確保しています。むしろ、菜七子騎手が遅かったくらいですよ」(同)
先日の報道の際は、芸能プロダクションのホリプロ入りの直後とあって『異例』『優遇されすぎ』などの声もあったが、むしろ逆に乗り遅れていたとは……。
前出の記者によると、藤田菜七子騎手の場合は、デビュー当初から師匠の根本康広調教師が騎乗馬を集めてくれていたが、ある程度の限界が見えていたのは確からしい。
マスコミは『JRA初勝利はまだか!?』と毎週のように報じているが、冷静に見れば藤田菜七子騎手の騎乗馬で、勝負になりそうな馬はほんの一握り。同期の新人騎手と比べても「決して恵まれている状況ではなかった」ということのようだ。
藤田菜七子騎手が今の競馬界に、世間からの大きな注目を集めてくれていることは確かだ。しかし、実際の状況や事実を無視した過熱報道はいかがなものかという声もよく聞かれる。
せっかく16年ぶりに中央競馬界に”華”が咲いたのだ。我々ファンやメディアも結果を求め過ぎず、暖かくその成長を見守るべきなのではないだろうか。
PICK UP
Ranking
17:30更新東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA歴代1位「19万人」の歓声響いたアイネスフウジン! 今年は7万人が入場可能の日本ダービー(G1)、ウマ娘実装であの感動をもう一度
- 日本ダービー「30年ぶり」落馬の坂井瑠星に吉兆サイン!? ドゥラエレーデは宝塚記念(G1)を視野…ダービージョッキー予感させる偉大な先輩の足跡
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- JRA北村友一、横山一家と「全面戦争」勃発か…浦島状態がもたらした「立ち位置」の変化と大き過ぎた代償