GJ > 競馬ニュース > 藤田菜七子騎手の過熱報道と現実  > 2ページ目
NEW

藤田菜七子騎手がエージェント契約。「根拠なき過熱報道」の裏に現実との大きなギャップ

【この記事のキーワード】, ,

「現在は大半の騎手にエージェントがついていますし、新人がデビュー直後から騎乗仲介者をつけることも『常識』になりつつあります。実際に、すでにJRA初勝利を挙げている木幡巧也騎手を始め、菜七子騎手と同期の新人たちは、とっくにエージェントを確保しています。むしろ、菜七子騎手が遅かったくらいですよ」(同)

 先日の報道の際は、芸能プロダクションのホリプロ入りの直後とあって『異例』『優遇されすぎ』などの声もあったが、むしろ逆に乗り遅れていたとは……。

 前出の記者によると、藤田菜七子騎手の場合は、デビュー当初から師匠の根本康広調教師が騎乗馬を集めてくれていたが、ある程度の限界が見えていたのは確からしい。

 マスコミは『JRA初勝利はまだか!?』と毎週のように報じているが、冷静に見れば藤田菜七子騎手の騎乗馬で、勝負になりそうな馬はほんの一握り。同期の新人騎手と比べても「決して恵まれている状況ではなかった」ということのようだ。

 藤田菜七子騎手が今の競馬界に、世間からの大きな注目を集めてくれていることは確かだ。しかし、実際の状況や事実を無視した過熱報道はいかがなものかという声もよく聞かれる。

 せっかく16年ぶりに中央競馬界に”華”が咲いたのだ。我々ファンやメディアも結果を求め過ぎず、暖かくその成長を見守るべきなのではないだろうか。

藤田菜七子騎手がエージェント契約。「根拠なき過熱報道」の裏に現実との大きなギャップのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
  2. G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
  3. 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
  4. 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!
  5. 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!? C.ルメールも認めた実力馬がジャスティンミラノ打倒に虎視眈々
  6. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  7. 関東名門がアーモンドアイ初仔と目指す「最後」の日本ダービー! 今夏C.ルメールとデビュー予定、3年前の「超大物」が逃した舞台へ
  8. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  9. 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
  10. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?