JRA函館スプリントS(G3)馬名とは裏腹に“思った通りにいかない”ライトオンキュー。「薬物騒動」「ドバイ中止」の“不運”もG1ロードへの序章か

21日(日)、函館競馬場で行われる函館スプリントS(G3)でライトオンキュー(牡5歳、栗東・昆貢厩舎)が7か月ぶりの実戦復帰を果たす。
馬名の意味は「思った通りに」。しかし馬名とは裏腹に、この1年間はなかなか思った通りには事が運ばなかった。
ちょうど1年前の函館SSは、禁止薬物騒動に巻き込まれ無念の除外を余儀なくされた。その後、11月の京阪杯(G3)で重賞初制覇を飾ったが、3月のドバイ遠征は新型コロナウイルスの影響でまさかの開催中止という結果に。出走することなく帰国を余儀なくされた。
2度の“不運”が重なり、躍進が期待されたこの1年間は結局3レースに出走しただけ。勝ち鞍も京阪杯のみに終わった。それでも陣営のライトオンキューに対する期待は大きい。
昨年11月の京阪杯後には、昆貢調教師がかなりの自信をのぞかせるコメントを残している。
「(昨年8月の)キーンランドC(G3)で後にG1を勝つ馬とも接戦でしたし、この相手なら負けられない気持ちでした。今後はタワーオブロンドンを負かすつもりでローテーションを考えています。無事に(G1へ)持っていけるように、様子を見て次走は考えようと思います」
結局、次走に選択したドバイのアルクオーツスプリント(G1)でその実力を試すことは叶わなかったが、7か月ぶりの実戦に向けて調教ではしっかり動いている。
10日(水)の1週前追い切りでは、栗東坂路で一杯に追われ、49秒4という破格のタイムをマーク。17日(水)の最終追い切りは、前進気勢あふれる走りで函館芝コースを5ハロン64秒4、ラスト11秒4で駆け抜けた。
最終追い切りに跨ったのは、今回で8戦連続コンビを組む古川吉洋騎手だ。調教後、『日刊スポーツ』の取材に対し「いやー、脚が速い。力は出せると思う。全てにおいて本当にいい馬」と最愛のパートナーを“べた褒め”。「4-1-0-2」とコンビ相性も抜群だ。2度の馬券圏外は、いずれも勝ち馬とは僅差の4着と5着なら今回も好走は必至だろう。
中央全10場のなかで最多の84勝をマークしている函館で、古川騎手が今年初重賞制覇を狙う。
自信みなぎる陣営にとって、秋の大目標はスプリンターズS(G1)になるだろう。有力馬の1頭として“本番”を迎えるためには、久々でもここは勝ち負けが絶対条件だ。
まずは競走除外となった1年前のうっ憤を晴らし、「思った通りに」、秋の大舞台に駒を進めたいところだ。
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