GJ > 競馬ニュース > グローリーヴェイズ 不安がズラリ
NEW

JRA宝塚記念(G1)グローリーヴェイズに早くも「黄色信号」!? ラッキーライラックに圧勝した実力馬につきまとう不安要素がズラリ

JRA宝塚記念(G1)グローリーヴェイズに早くも「黄色信号」!? ラッキーライラックに圧勝した実力馬につきまとう不安要素がズラリの画像1

 28日、阪神競馬場では春のグランプリ・宝塚記念(G1)が行われる。金鯱賞(G2)を圧勝したサートゥルナーリア、大阪杯(G1)を勝利して勢いに乗るラッキーライラックなど楽しみなメンバーが揃った。

 これ以外にも18年の有馬記念(G1)を制しているブラストワンピース、昨年の秋華賞馬クロノジェネシス、武豊騎手とコンビ継続のキセキも出走を予定しており、例年にない豪華メンバーで争われる。

 有力各馬が順調な仕上がりを見せる中、早くも不穏な気配が漂っているのがグローリーヴェイズ(牡5、美浦・尾関知人厩舎)だ。昨年暮れの香港ヴァーズ(G1)ではラッキーライラックに3馬身半の差をつけて楽勝した。順調であれば、主力視されても不思議のない実力馬だが、どうやら今回はあまり期待できなさそうな雰囲気だ。

 まず、調整過程に誤算があったことが、大きな割引材料となりそうである。

 グローリーヴェイズは当初、3月に行われる予定だったドバイシーマクラシック(G1)への出走を予定していた。だが、コロナ禍の影響でドバイ国際競走が中止に追い込まれ、レースに出走することなく帰国することになった。

 順調さを欠いたこともあり、陣営は次走に天皇賞・春(G1)を使う選択肢について「タイミング的に厳しいかな。白紙としか言いようがない」と、復帰を先送りにしていた状況だった。こちらについては同じくドバイからの帰国組が、アーモンドアイこそ順調に使われたものの、アドマイヤマーズ、ラヴズオンリーユーらが帰国初戦で凡走したことも無関係とは言えないだろう。

 また、宝塚記念でコンビを組むD.レーン騎手も今年の重賞勝ちはいまだダノンスマッシュの京王杯SC(G2)の1勝のみ。リスグラシューとのコンビで宝塚記念、有馬記念を連覇し、重賞7勝をあげ、「レーン旋風」といわれるほどの大活躍を見せた昨年と違って大不振といえる惨状だ。

 さらに大きな不安となるのが、1週前追い切りで精彩を欠いたことである。美浦のWコースでレーン騎手を背に追い切ったものの、一度は併走馬を交わしながらも突き放せずに併入。5ハロン68秒3、ラスト11秒9とタイムこそ悪くはないとはいえ、尾関師も「間隔は空いているし、その割に順調」とトーンは上がらなかった。

「実は、昨年の京都大賞典(G2)を6着に凡走した際も1週前の追い切りがパッとしませんでした。実績的に実力上位のグローリーヴェイズですが、今回は仕上がりに不安がありそうです。1週前に併せ馬で先着できなかったこともその象徴かもしれませんね。

好走した香港の馬場と日本の馬場が異なることも大きな理由です、香港マイル(G1)で強い勝ち方をしたアドマイヤマーズが先日の安田記念(G1)を6着に敗れました。香港で負かしたインディチャンプやノームコアに逆転を許したことからも昨年の香港ヴァーズの圧勝を鵜呑みにできません。

レーン騎手にしても、今年の調子は今一つで昨年のような怖さを感じないです。人気になるようなら軽視するのもありではないでしょうか」(競馬記者)

JRA宝塚記念(G1)グローリーヴェイズに早くも「黄色信号」!? ラッキーライラックに圧勝した実力馬につきまとう不安要素がズラリのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!