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JRA武豊騎手との“絆”で知られる「メイショウ軍団」が、日曜メイン「3本の矢」で大波乱を巻き起こす!?

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「メイショウ」の冠名でおなじみの松本好雄オーナーが先週、JRA通算1700勝を達成した。JRAで毎年70頭前後をデビューさせる、個人馬主の大御所といわれる存在だ。

 松本氏といえば、騎手時代の故・武邦彦さんに魅了され馬主を目指したといわれる。今はその息子・武豊騎手に絶大な信頼を寄せ、多くの有力馬への騎乗を依頼する立場だ。武騎手の苦しい時期を支えたのも松本氏だった。

 その松本氏が21日(日)、各競馬場のメインレースに3頭の所有馬を送り込む。

 最大の注目は、好メンバーがそろった東京メインのユニコーンS(G3)に出走させるメイショウベンガル(牡3歳、栗東・松永昌博厩舎)。素質馬がそろったため、前日最終オッズは28.9倍で7番人気という伏兵的な存在だ。

 デビューから6戦は芝を走り「1-1-0-4」。未勝利を勝ち上がってからは1秒以上の差をつけられる大敗が続いたが、前走はダートに矛先を替え、2着に1秒2(7馬身)差をつけ圧勝した。まだダートは1戦だけで底を見せておらず、カフェファラオなど人気上位勢を飲み込める可能性はあるはずだ。

 函館スプリントS(G3)には、メイショウショウブ(牝4歳、栗東・池添兼雄厩舎)を送り込む。前日最終オッズは20.2倍の9番人気と、こちらも伏兵の1頭としてレースを迎える。

 ここ3戦連続で2ケタ着順なので、この人気も仕方がないところ。しかし、2歳時にはデイリー杯2歳S(G2)でアドマイヤマーズと接戦を演じ、3/4馬身差の2着。昨年5月のニュージーランドT(G2)では、ワイドファラオにクビ差の2着に迫るなど、重賞で3度馬券圏内という実績を持つ。

 鞍上は絶好調の池添謙一騎手。今年は4月末まで12勝とスランプに陥っていたが、5月以降は20日(土)の3勝を含めて、16勝と絶好調。初のスプリント戦でメイショウショウブの新味を引き出せるか、その手綱さばきに注目だ。

 最も波乱の雰囲気を漂わせているのが、阪神メインの米子S(L)に出走するメイショウオワラ(牝6歳、栗東・岡田稲男厩舎)だ。前日発売前の20日17時半時点、『netkeiba.com』の予想オッズでは160倍台の16番人気という“超”低評価。

 それもそのはず、昨年3月にオープン入りを果たしてからは、7戦連続で掲示板を外しており、今回は6か月ぶりの休み明け。しかし、この馬は休み明けでこそ本領を発揮するタイプだ。

 これまで挙げた5勝のうち4勝を休養明けで挙げており、その成績は「4-0-0-3」。17日(水)の最終追い切りは、栗東坂路を51秒6-12秒2の好タイムで駆け上がり、仕上がり自体は万全。「5-0-0-17」という戦績の通り、極端な馬だけに、大駆けがあるなら久々のここが狙い目だろう。

 もし「メイショウ3本の矢」のうち1本でも刺されば、WIN5は高配当間違いなし。もし3頭が日曜メインをジャックするようなことがあればキャリーオーバーは必至だろう。果たして3頭は波乱の立役者となれるだろうか。

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