GJ > 競馬ニュース > 超良血馬ヴァナヘイム  > 2ページ目
NEW

エアグルーヴの祖母に持つ超良血馬ヴァナヘイムが出陣!2歳戦屈指の出世レースを試金石に、ついに本領発揮か!?

【この記事のキーワード】, ,

 1000mの通過も65秒ジャストと如何にも中距離の2歳戦といった遅い時計だが、1000mを通過した辺りから早めに後方の馬が進出を開始している。その中で完全に手応えが違ったのがヴァナヘイムだった。

 3コーナーでもう先頭を射程圏に捉えると、ここまでの手応えを想像していなかったのだろう。浜中騎手が「まだ早い」と言わんばかりに追う手を緩める。すると、ヴァナヘイムもしっかりと減速。先頭集団に並びかけるような形で4コーナーを回っている。

 能力も然ることながら高い操縦性と従順な気性は、競馬の「安定性」と「長い距離」への適性を感じさせる。

 最後の直線に入ると先団にいたディランフィールドが抜け出しを図るが、それにヴァナヘイムが馬なりのまま並びかける。D.バルジュー騎手が必死にゲキを飛ばしているディランフィールドに対し、楽な手応えで持ったままのヴァナヘイム。まるで併せ馬の訓練でもしているような光景だった。

 そのままほぼ追われることなく、ヴァナヘイムが3/4馬身だけ抜け出したところがゴール。雨のせいもあって時計的な評価はできないが「このメンバーなら、何度やっても負けることはない」と思えるほどの完勝劇だった。

 あれから2カ月と間隔をあけて挑むことになった萩Sは、昨年も5頭立てながら勝ったブラックスピネルは今なおOPクラスで活躍し、2着のスマートオーディンはその後に重賞を3勝、3着のレインボーラインはNHKマイルC(G1)3着で、この秋の菊花賞(G1)でも2着、最下位だったプロフェットでさえ後に京成杯(G3)を勝った出世レースだ。

 その中でも特筆すべきは2005年の萩S。勝ったフサイチリシャールは2歳王者、2着のドリームパスポートがクラシック3冠を2着、3着、2着。さらに3着のロジックがNHKマイルC(G1)を勝ち、4着のメイショウサムソンに至っては翌春の二冠を含むG1競走4勝馬である。

エアグルーヴの祖母に持つ超良血馬ヴァナヘイムが出陣!2歳戦屈指の出世レースを試金石に、ついに本領発揮か!?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは
  4. JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  8. JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
  9. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……