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2016.10.28 08:37
エアグルーヴの祖母に持つ超良血馬ヴァナヘイムが出陣!2歳戦屈指の出世レースを試金石に、ついに本領発揮か!?
編集部
1000mの通過も65秒ジャストと如何にも中距離の2歳戦といった遅い時計だが、1000mを通過した辺りから早めに後方の馬が進出を開始している。その中で完全に手応えが違ったのがヴァナヘイムだった。
3コーナーでもう先頭を射程圏に捉えると、ここまでの手応えを想像していなかったのだろう。浜中騎手が「まだ早い」と言わんばかりに追う手を緩める。すると、ヴァナヘイムもしっかりと減速。先頭集団に並びかけるような形で4コーナーを回っている。
能力も然ることながら高い操縦性と従順な気性は、競馬の「安定性」と「長い距離」への適性を感じさせる。
最後の直線に入ると先団にいたディランフィールドが抜け出しを図るが、それにヴァナヘイムが馬なりのまま並びかける。D.バルジュー騎手が必死にゲキを飛ばしているディランフィールドに対し、楽な手応えで持ったままのヴァナヘイム。まるで併せ馬の訓練でもしているような光景だった。
そのままほぼ追われることなく、ヴァナヘイムが3/4馬身だけ抜け出したところがゴール。雨のせいもあって時計的な評価はできないが「このメンバーなら、何度やっても負けることはない」と思えるほどの完勝劇だった。
あれから2カ月と間隔をあけて挑むことになった萩Sは、昨年も5頭立てながら勝ったブラックスピネルは今なおOPクラスで活躍し、2着のスマートオーディンはその後に重賞を3勝、3着のレインボーラインはNHKマイルC(G1)3着で、この秋の菊花賞(G1)でも2着、最下位だったプロフェットでさえ後に京成杯(G3)を勝った出世レースだ。
その中でも特筆すべきは2005年の萩S。勝ったフサイチリシャールは2歳王者、2着のドリームパスポートがクラシック3冠を2着、3着、2着。さらに3着のロジックがNHKマイルC(G1)を勝ち、4着のメイショウサムソンに至っては翌春の二冠を含むG1競走4勝馬である。
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