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JRA重賞馬を“うっかり売却”で「あああ…バビット強い強すぎる」悲痛な叫び……。 「3800万円」を逃すも、来週には「大金ゲット」のチャンス到来!?

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JRA重賞馬をうっかり売却で「あああ…バビット強い強すぎる」悲痛な叫び……。 「3800万円」を逃すも、来週には「大金ゲット」のチャンス到来!?の画像1

 5日、阪神競馬場ではCBC賞(G3)、福島競馬場ではラジオNIKKEI賞(G3)がそれぞれ行われた。CBC賞は13→11→3の人気順で決着し、馬連でも10万馬券、3連単は244万4630円という大波乱となった。また、福島でも8→7→5という人気順での決着となり、前者と比べれば安く映るが、3連単で17万3020円という高額配当が飛び出した。

 よく競馬ファンの間で「13番人気のあの馬は買っていたが、相手がいない……」というような言葉を耳にすることは多いだろう。1頭の穴馬は買っていたが、相手がいないため馬券はハズレ。これも競馬の醍醐味の一つだ。

 そんな荒れた先週末の東西重賞で、最も悲痛なつぶやきが話題となっている。

「あああ…バビット強い強すぎる。トレーニングセールで売っちゃった。。」

 レース後に、グランデオーナーズ・グランデファームの公式アカウントがTwitterに投稿したものだ。

 ラジオNIKKEI賞で初重賞制覇を飾ったバビット(牡3歳、栗東・浜田多実厩舎)。馬主は宮田直也氏で、2019年の北海道トレーニングセールにて500万円で取引された。同レースの1着賞金が3800万円ということを考えれば、十分に元を取れたのではないだろうか。

 今回のつぶやきの主、グランデファームとは競走馬の生産と調教、育成、預託、販売を行う牧場。また、グランデオーナーズとしてクラブ経営も行っている。

 実は、バビットの生産者は大北牧場。そこからグランデファームが2018年のオータムセールにて150万円で購入して、トレーニングを積んだ後に2019年のセールにて500万円で売却していたのだ。

 グランデファームは350万円の売却益を上げているが、育成にかかる経費を考慮すると大きな利益を上げたとは言い難いだろう。もし、グランデオーナーズの所有馬としてラジオNIKKEI賞を勝っていればと思うと悲痛な叫びにも納得できる。

 実際に、これまでにグランデファームが育成したヒルノダムール、ローレルゲレイロ、ディープスカイなどがG1制覇の活躍をしている。その一方で、グランデオーナーズとしては重賞に11回挑戦しているが、最高着順は9着。クラブ所属馬からは重賞勝ち馬を未だに輩出できていない状況のため、バビットを売却したことで初重賞制覇を逃したのだ。

 だが、グランデオーナーズ・グランデファームは30分後に再度Twitterを更新。

「重賞勝てる馬を仕入れてくれと頼まれて達成した事は何度かあるグランデファームですが、うっかり重賞勝ち馬を売ってしまう事もあります。来週のセレクトセールでは当歳2頭出しますので、皆様の入札をお待ちしております」

 自虐的にバビットを売却したことに触れ、翌週行われる日本最大の競走馬市「セレクトセール2020」に上場予定の2頭をしっかりと宣伝しているのだ。ちなみに、グランデファームがセリに送り込む2頭は、コスモパルムドール2020(父ドゥラメンテ)、レグルドール2020(父サトノクラウン)というともに近親に活躍馬を持つ良血馬だ。

 ラジオNIKKEI賞は“うっかり重賞勝ち馬を売ってしまう牧場”として、グランデファームの知名度を上げるいい機会になったのかもしれない。セレクトセールで2頭の落札価格次第では、重賞の賞金を楽にペイできるはずだ。是非ともセールの動向にも注目いただきたい。

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