JRA D.レーン騎乗停止の影響!? 若手同期3人に明暗クッキリ! 初重賞勝ちを成し遂げた騎手の裏で幻と消えた重賞勝利
5日、日曜阪神のメイン・CBC賞(G3)を13番人気のラブカンプーで制した2年目の斎藤新騎手(栗東・安田隆行厩舎所属)。
斎藤騎手にとっても嬉しい重賞初制覇となった。土日ともに前に行った馬が残っていた阪神開催の恩恵もあったのは確かだ。だが、51キロの軽ハンデを活かして、積極果敢な逃げで後続の追撃を封じた好騎乗だったといえる。ガッツポーズで喜びを噛み締めた斎藤騎手は「後続に脚を使わせていかに粘れるかという競馬の方がいいと思って乗り、それに馬が応えてくれました」と振り返った。
その一方で、斎藤騎手と同期の2人にとっては苦い思い出となった1日かもしれない。
岩田望来騎手は病気のため、4日の阪神競馬で急遽乗り替わりが発表された。続く5日の日曜も同様で乗鞍すべてが乗り替わりとなってしまった。奇しくもCBC賞で2着に入った11番人気アンヴァルは岩田望騎手から北村友一騎手に乗り替わっての激走だった。
宝塚記念(G1)をクロノジェネシスで制するなど、完全復調を予感させる北村友騎手の好騎乗も多分にあったとはいえ、大きなチャンスを失ったことに変わりはない。
さらに気の毒だったのは団野大成騎手だろう。日曜福島のメイン・ラジオNIKKEI賞(G3)で騎乗を予定していたバビットが、内田博幸騎手とのコンビで5馬身差の圧勝をしたのである。
福島7Rの3歳未勝利でハイランドヴィラに騎乗した際、3コーナーで外側に斜行したD.レーン騎手の騎乗馬の影響により転倒してしまい落馬。団野騎手は骨盤骨折と診断された。
代打騎乗を任された内田博幸騎手の強気な手綱捌きが、5馬身差の圧勝に繋がった側面はあるかもしれない。だが、この着差を考えると団野騎手にとっても初重賞勝ちの可能性はかなり高かったといえそうだ。
「内田騎手も団野騎手が育ててきた馬と気遣っていたようにツキがありませんでしたね。『団野騎手も若いので沢山良い馬も乗れると思うのでこれをバネに』とコメントを残したようにこれからまだまだチャンスはあると思います。
『タラレバ』は禁句ですが、もしかしたら東西で同期による同日重賞初制覇もあったかと思うと残念ですね」(競馬記者)
この日は明暗の分かれた同期騎手の3人だが、今年のリーディングで岩田望騎手は6位、団野騎手は10位、斎藤騎手は34位と将来有望な若手騎手だ(7月5日現在)。
団野騎手の診断結果は骨盤骨折ということだが、松山弘平騎手のように2週間程度で早期復帰した事例もある。若い団野騎手だけに症状によっては、比較的早い時期に戻れるかもしれない。
乗れる若手として評判の騎手だけに、重賞制覇のチャンスは意外と早く訪れるか。
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