JRAデアリングタクト“経済効果”は1億円以上!? 全妹「3700万円アップ」落札も、それ以外にも効果絶大の理由とは

13日、ノーザンホースパークで行われている「セレクトセール2020」の1歳馬セールにて、デアリングバードの2019(牝)が4900万円で落札された。
父エピファネイア、母デアリングバード(母父キングカメハメハ)という血統のデアリングバードの2019。今年、63年ぶりに無敗の牝馬2冠を達成したデアリングタクトを全姉に持つ良血馬である。なお、落札者はサラブレッドクラブライオン。一口出資したいファンにとっては嬉しい限りではないだろうか。
姉は3歳最強牝馬で、秋以降の活躍に多くのファンが期待している。獲得賞金はすでに3億円に迫る勢いであることを考えれば、全妹が4900万円で購入できるということは安くも感じられるのではないだろうか。
「やはり1億円を超えるような高額落札馬はノーザンファームに代表される社台系の生産がほとんどです。血統背景だけでなく、たしかな育成技術や設備など他を圧倒していますからね。安い買い物ではないので、安心して購買できるのも納得です。
その点、デアリングバードの2019は長谷川牧場の生産ということが不利に働いているかもしれません。それとデアリングタクトが突然変異という可能性も捨てきれませんし……」(競馬記者)
それでも、デアリングタクトが2018年のセレクトセールでの落札価格が1200万円だったことを考えれば、3700万円も価格が上昇している。これはデアリングタクトの大活躍があったからこその値上がりだろう。
ただ、それ以上に注目するべきはエピファネイア産駒全体の落札価格が上がっていることだ。
昨年のセレクトセールはエピファネイア産駒の1歳馬が13頭上場。そのうち12頭が落札され、平均価格は3892万円だった。それに対し、今年は9頭が上場し、主取りなしの全頭売却で平均価格は4589万円と約700万円相場が上がっているのだ。
その一方、キズナ産駒は昨年の1歳馬平均価格は4133万円(6頭)。1頭の高額落札が平均を引き上げたということもあるが、ライバルであるエピファネイアの価格を上回っていた。しかし、今年は12頭が落札されて平均価格は3525万円と、エピファネイアに約1000万円もの差がついた。
「種牡馬リーディングではキズナの方がエピファネイアよりも上位です。実際に、今年(12日現在)の勝ち星はキズナ産駒が53に対して、エピファネイア産駒は26とダブルスコアになっています。
しかし、エピファネイアがデアリングタクトという大物を輩出したのに対し、キズナ産駒は重賞6勝していますがG1には手が届いていません。そのあたりが落札価格に影響しているのかもしれませんね」(同)
デアリングバードの2019は4900万円という落札価格に終わったが、エピファネイア産駒の落札価格が上がっているのはデアリングタクトの活躍があったからこそだろう。落札された9頭×平均700万円アップということは、約6300万円の経済効果である。これに当歳セールも合わせれば、1億円超えも十分にあり得るだろう。
2018年のセール出身デアリングタクトがエピファネイア産駒の代表格となったように、今年のセールからも同産駒の新たな大物が出ることに期待したい。
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