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JRA「10億円」爆買いオーナーに心配の声!? わずか2度目のセレクトセールで存在感抜群も、“愛社”は逆風真っただ中?

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 2日間に渡り行われたセレクトセールは大盛況で幕を閉じた。コロナ禍の開催ということで売上について心配の声もあったが、2日間の落札総額は187億6200万円で歴代2位の記録。昨年を下回る結果だが、当歳馬にディープインパクト、キングカメハメハ産駒がいなかったことを考えれば、上々の結果と言えるだろう。

 初日の1歳馬セールでは5億1000万円で落札されたシーヴの2019を筆頭に、ディープインパクト産駒が平均2億円超えで落札されたことは圧巻だった。

 また、購買者に目を向けると2日間で総額10億円超えのお買い物をしたのは3者。トップは「ダノン」の冠名で知られるダノックスが11億4500万円、それに続いて金子真人ホールディングスが10億6500円で2位につけている。

 そして、もう1者が10億5400円で9頭を落札した麻布商事だ。ABCマートの創業者の三木正浩オーナーが、麻布商事名義で今年のセレクトセールに参加し大きな存在感を示した。

「サトノ」の冠名で知られる里見治オーナーと親交のある三木オーナーは、昨年のセレクトセールに初めて参加。この時、3億9300万円で5頭を落札したが、今年は約3倍の10億円の“大盤振る舞い”となった。

「三木オーナーが馬主になったのは、北村友一騎手を紹介されたことがきっかけみたいです。里見オーナーとも交友関係があるので、追いつきたいという気持ちで今回の高額落札続出となったのかもしれませんね。

現在、8頭の所有馬が中央競馬に登録されていますが、ほとんど2歳馬なので馬主としての結果が出るのはこれからになります。セレクトセールの買いっぷりからも、重賞制覇の日はそう遠くないかもしれませんね」(競馬記者)

 競馬界を三木旋風が席巻する日が、いずれ訪れるかもしれない。だが、そんな三木オーナーを心配する声も上がっている。

「ABCマートは新型コロナウイルスの影響で、かなりの売上減少となっています。すでに三木オーナーは経営から退いていますが、筆頭株主なので他人事ではないはずです。

日本でもトップクラスの資産家なので10億円の出費は痛くないかもしれませんが、まだセレクトセールは2回目の参加ですからね。社会情勢を含めて今の流れは決していいとは思えないだけに、不安になってしまいますね。大物馬主だけに、長く競馬界に携わってくれればいいのですが……」(別の記者)

 実際に、ABCマートの今年の第一四半期(3~5月)は売上48.3%減とかなりの大打撃となっている。緊急事態宣言解除後、数字を持ち直しているが、かなり厳しい状況と言えるだろう。

 だが、世界進出するまでにABCマートを成長させた三木オーナー。その手腕は競馬界の勢力図を塗り替えるかもしれない。

 今年“爆買い”した1歳馬は来年、当歳馬は2年後にデビューする。三木オーナーの神通力に期待したいものだ。

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