JRA武豊「これはレコードちゃうか?」函館2歳S(G3)「前走圧勝」天才が惚れ込むモンファボリ、意外なアノ人もレースを見守る!?
18日(土)、函館競馬場で2歳世代にとって最初の重賞となる函館2歳S(G3)が開催される。世代最初の重賞ウィナーの行方に注目が集まる。
その中でも、1番人気の支持を集めることが濃厚なのはモンファボリ(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。
函館芝1200m戦でデビューしたモンファボリ。好スタートを切ってハナに立つと、前半3ハロンを33秒7のハイペースで通過した。最後の直線では後続に差を広げる一方で、最終的には5馬身差の圧勝。勝ち時計の1分8秒7は2歳レコードを0秒5も更新した。鞍上の武豊騎手が一度もムチを入れていないことは、さらなる能力の高さの裏付けとなるだろう。
また、父フランケルは欧州で14戦14勝の伝説的名馬である。現役時代、1400m~2100mで勝利しており、スピード自慢の馬だっただけに1200mも守備範囲だろう。洋芝適性についても不安は全くないはずだ。これは既に函館2歳Sと同条件の新馬戦を勝っているモンファボリにとって、補足情報程度でしかないかもしれない。
16日、武豊騎手は自身のホームページの日記を更新し、モンファボリについて言及している。
「乗っていても、これはレコードちゃうか?という体感があったほどで、本当に走りが軽い馬。体重は412でしたが、こちらは体感がブレていて、430キロぐらいと思っていました。将来性込みで楽しみな馬です」
体感でレコード走破を感じ取ったのはさすが名手だ。その一方、馬体重を重く感じたのは412キロの小柄な馬体以上にスケール感があるということだろう。武豊騎手が将来性込みで楽しみというだけに、期待せずにはいられない存在だ。
武豊騎手の函館2歳S(当時、3歳S)制覇と言えば、1997年のアグネスワールドが思い出される。同馬はスピードを武器に直線コースを得意とし、フランスのアベイ・ド・ロンシャン賞(G1)、イギリスのジュライC(G1)を制した。モンファボリがフランケル産駒ということを考えれば、同じ道を歩んで父の故郷で大暴れすることもあるかもしれない。
そして、馬主であるサンデーレーシングの関係者と並ぶほどレースに熱い視線を送っている人がいるのではないだろうか。
PICK UP
Ranking
5:30更新- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
- 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
- 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
- クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
- JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声