GJ > 競馬ニュース > 角居厩舎の最終世代がついに初陣!
NEW

JRA角居厩舎の最終世代がついに初陣! “キセキのタッグ” 「転厩覚悟」のペドラフォルカがベールを脱ぐ!

【この記事のキーワード】, ,

JRA角居厩舎の最終世代がついに初陣! キセキのタッグ 「転厩覚悟」のペドラフォルカがベールを脱ぐ!の画像1

 8月1日、新潟5Rの新馬戦(芝1800m)で、ペドラフォルカ(牝2歳、栗東・角居勝彦厩舎)がデビューする。

 母サトノジョリーは関東オークス(G2)で2着など、ダートを中心に活躍。だが、父ディープインパクトということで、父譲りのキレ味を持ち合わせていると評判なことから、芝での好走にも期待できそうだ。

 29日の最終追い切りは、栗東・坂路コースで4ハロン54秒9、ラスト12秒0の時計を記録。終いはしっかり伸びており、好仕上がりで初戦に向かうことになりそうだ。当初、ペドラフォルカは翌週の8月9日の新馬戦(牝馬限定)でデビュー予定だったが、1週繰り上げて混合戦に出走する。これは陣営に自信がある証拠だろう。

 同馬を管理する角居厩舎はこれまでにウオッカ、エピファネイア、ヴィクトワールピサなど数々の名馬を世に送り出してきた。そんな名門厩舎は来年2月で解散が決まっている。つまり、今年の2歳馬はクラシックを前に転厩する宿命にあるのだ……。

「角居調教師は今年の2歳馬を受け入れない方針だったようですが、それでも4頭だけ受け入れを行ったようですね。3歳2月までの管理となり、クラシックを一緒に戦えないという条件ですが、それでも最後の1年となる角居厩舎に預けたいというオーナーの熱意に負けたのではないでしょうか。

そのため、角居厩舎としては2歳馬の仕上げにも余念がないはず。名伯楽が管理する最後の世代に注目したいですね」(競馬記者)

 ペドラフォルカのオーナーである下河辺隆行氏は、下河辺牧場の代表でもある。生産者としてはダノンシャーク、スティルインラブを輩出。また、同牧場の生産馬で角居厩舎の管理馬といえば、2017年の菊花賞(G1)を制したキセキが真っ先に浮かぶだろう。同馬はG1・1勝ながらも、G1で2着4回とトップクラスの実力を持つ現役馬だ。

 だが、生産者としてはG1馬を出したものの、下河辺オーナーとしては重賞未勝利である。キセキを育て上げた角居厩舎の腕を見込んで、重賞勝ちを期待しているディープインパクト産駒を委ねたのかもしれない。過去には角居厩舎に預けた馬の中で、エスカナールという馬の3勝クラスが実績最上位だけに、それを超えるのが命題のはず。厩舎解散後に行われる来年のクラシックに向けて、角居厩舎は好アシストをすることができるだろうか。

 角居厩舎の最終世代となる2歳馬の初陣を切るペドラフォルカの走りに注目したい。

JRA角居厩舎の最終世代がついに初陣! “キセキのタッグ” 「転厩覚悟」のペドラフォルカがベールを脱ぐ!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  2. JRA「毛色の再現が困難」で落選!? アイドルホースオーディション堂々の「トップ10入り」ソダシ母が“諸事情”でまさかの無念……
  3. JRA内田博幸「戸崎ブチギレ騒動」から遺恨“独立”で引退危機!? エージェント“不条理”解約に「義理を通すなら……」
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  8. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. ヤマニンウルス、オーサムリザルトに新たなライバル登場か…元クラシック候補が路線変更ズバリ、M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」