GJ > 競馬ニュース > 藤沢和雄「最後の大物」圧勝デビュー!
NEW

JRA名伯楽・藤沢和雄「最後の大物」7馬身差圧勝デビュー! C.ルメール「能力ありそう」ラストクラシックへ世界的良血馬に超大物感

【この記事のキーワード】, ,

JRA名伯楽・藤沢和雄「最後の大物」7馬身差圧勝デビュー! C.ルメール「能力ありそう」ラストクラシックへ世界的良血馬に超大物感の画像1

 ここではモノが違ったか。

 2日、札幌競馬場で行われた新馬戦(芝2000m)は、1番人気のバニシングポイント(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が圧勝。米国産の良血馬が、後続をまったく寄せ付けずに7馬身差の圧勝で単勝1.8倍に応えた。

 7頭立てで行われた芝2000mのレース。大外枠から好スタートを決めたバニシングポイントは、迷いなくハナへ。前半1000m通過が61秒というペースで集団をリードすると、後続はついて来られずに最後の直線で独走。結局、馬なりのまま7馬身差をつけてデビュー戦を飾った。

「ここではケタが違いましたね。レース後に(クリストフ)ルメール騎手が『道中はよく手前を替えていたし、トモがまだ緩い』と話していた通り、馬自体は頭が高く、何度も外へ行きたがるなど、まだまだ粗削りといった感じ。

今回はほとんど『回ってきただけ』という中で、これだけ圧勝するのですから、さすが米国の超良血馬。末恐ろしい存在だと思います」(競馬記者)

 米国産のマル外であるバニシングポイントだが、父は米国のチャンピオンサイアーのタピット。母は2010年のBCレディーズクラシック(G1)を勝ったアンライヴァルドベル。姉にG1・3勝を上げ、2018年に米国の最優秀牝馬にもなったユニークベラがいる超良血馬だ。

「バニシングポイントは昨年、米キーンランドで行われたセプテンバーイヤリングセールにて、オーナーの長谷川祐司氏が150万ドル(約1億5750万円)で落札した馬。正直、これだけの良血が日本で走るというだけで価値がある馬だと思いますし、未出走でも種牡馬できる可能性があるほどの血統馬です。

血統的にダートもこなせる可能性が高いですが、芝でこれだけの走りを見せてくれただけに、まずは来年のクラシックを目指してもらいたいですね。血統的なスケールからも先々が楽しみな馬です」(同)

 圧勝劇にも「何度も手前を替えたり、まだ非力だが、走りっぷりはいい」と辛口だったのは来年、キャリア最後のクラシックを迎える藤沢和雄調教師だ。ルメール騎手とのコンビでは2017年に悲願の日本ダービー(G1)制覇を成し遂げているが、最後にさらなる大輪の華を咲かせるべく力も入るに違いない。

「長い脚を使って加速できたし、しっかり反応してくれた。能力はありそう。距離はこれぐらいですね」と先を見据えたルメール騎手。今後は一息入れて、秋に始動する見込みのバニシングポイントだが、当面の目標は年末のホープフルS(G1)になりそうだ。

 大物感あふれる米国の超良血馬が、クラシックの中心に躍り出るか。名伯楽のラストシーズンが熱を帯びてきた。

JRA名伯楽・藤沢和雄「最後の大物」7馬身差圧勝デビュー! C.ルメール「能力ありそう」ラストクラシックへ世界的良血馬に超大物感のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  3. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
  6. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  7. 天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
  8. 「競馬愛」が溢れすぎ! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(前編)
  9. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  10. 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か