JRAヴィルシーナの仔ディヴィーナ“回避“の間隙を突く!? 放馬トラブルを乗り越えキングカメハメハ産駒の大物ククナがデビュー戦Vを狙う!!
8月1日の新馬(札幌・芝1500m)は、新種牡馬モーリス、母は13年と14年のヴィクトリアマイル(G1)を連覇した名牝ヴィルシーナの良血馬ディヴィーナ(牝2、栗東・友道康夫厩舎)が、武豊騎手で登場するため熱視線が送られていた。
ところが、直前になって管理する友道調教師が「動きに物足りなさを感じるので、今週は使いません」と明言。成長を促す意味を込めて、放牧に出されることになった。
人気を集めていた素質馬が回避とあって、少々白けた雰囲気も漂いつつある。だが、その1戦で代わりに中心的存在となるのが、父キングカメハメハ、母は15年の桜花賞(G1)2着、オークス(G1)3着と好走したクルミナルのククナ(牝2、栗東・栗田徹厩舎)だ。
デビューを控えているククナは、7月15日に美浦の坂路で、2歳一番時計となる4F52秒2、ラスト12秒3を記録。1週前も遜色ない動きを見せて、仕上がりの良さを感じさせている。
「水曜日の最終追い切りは、本番でも騎乗するC.ルメール騎手を背に芝コースを馬なりで。余力たっぷりでしたが、その後、鳥の声に驚いたため放馬したようです。まさかの事態に“出走回避”も頭によぎりましたが、無事に新馬戦に向かうことができるみたいですね」(記者)
今年、キングカメハメハ産駒はすでに6頭がデビューを果たしている。だがホウオウアマゾン、レッドルーベンスが2着に入ったものの、まだデビュー戦Vを飾った馬はいない。
「ホウオウアマゾンが2戦目の未勝利戦を勝ちましたが、デビュー戦を快勝する馬が出てきてほしいところ。ディヴィーナとの直接対決がなくなったのは残念ですが、考えようによってはこれも“追い風”。ククナに運が向いてきたのかもしれません」(競馬誌ライター)
キングカメハメハ産駒の牝馬でクラシックを勝利したのは15年の桜花賞を勝利したレッツゴードンキが最後となっている。昨年他界したこともあり、登場するキングカメハメハ産駒は減少する一方だ。ククナは久しぶりにキングカメハメハ産駒として牝馬クラシックを沸かせることができるのだろうか? まずはデビュー戦の走りに注目したい。
PICK UP
Ranking
11:30更新
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?
















