
JRA武豊「ダート?まさか?」エルムS(G3)エアスピネルで5年前に“逃した”大記録のリベンジ!? 前人未到の偉業は北の大地で達成か
9日、札幌競馬場でダート重賞・エルムS(G3)が開催される。
マリーンC(OP)で2年7か月ぶりの勝利を飾ったタイムフライヤーが人気の中心となりそうだが、2年10か月ぶりの白星を狙うエアスピネル(牡7歳、栗東・笹田和秀厩舎)に注目したい。
これまでに重賞3勝を挙げており、クラシックではリオンディーズ、サトノダイヤモンド、マカヒキらとしのぎを削ったエアスピネル。前走、1年ぶりの復帰戦に選んだのは初ダートとなるプロキオンS(G3)だった。長期休養明け、初ダートということもあり、8番人気の低評価だったが、2着に好走。7歳にして新境地の開拓となった。
ダート2戦目で復活の勝利に期待がかかるエアスピネルだが、今回他にも注目を集めている。それは武豊騎手とのコンビ再結成だ。
デビューから12戦連続で手綱を取ってきた武豊騎手。エアスピネルとのコンビ復活は18年のマイラーズC(G2)以来、2年4か月ぶりとなる。これまでのエアスピネルの勝利はすべて同コンビでのもの。武豊騎手の「G1完全制覇」がかかった15年の朝日杯FS(G1)は2着に惜敗したが、レースを大いに盛り上げた。エルムSの注目コンビとなりそうだ。
コンビ再結成することになった武豊騎手は自身のホームページの日記で「芝のマイルでG1に届くかというぐらいの馬がダート?まさか?と思うかもしれません。実際、ボク自身そんな思い込みがあったことを否定できません」と綴った。
「エアスピネルの兄弟は同馬を含めて5頭いますが、ダートで勝利を挙げた馬はいません。また、母エアメサイアも芝で活躍した馬なだけに、ダート適性があるとは思わないことにも頷けますね。
エルムSに出走するタイムフライヤーもそうですが、今年のフェブラリーS(G1)を勝ったモズアスコットも芝で実績がありながら、ダート転向で成功しています。エアスピネルにも十分期待できそうですね」(競馬記者)
初ダートのエアスピネルがサンライズノヴァの2着に好走したことに、武豊騎手も高い適性を感じている様子。「乗るからには相棒を信頼して前向きに臨みます」と意気込みを語っている。
現在、武豊騎手は通算4198勝。前人未到の「4200勝」を射程圏に収めており、今週末の開催で偉業達成の可能性が高そうだ。場合によっては、エアスピネルでメモリアル勝利を収めることになるかもしれない。
今週末もレジェンド武豊から目が離せなさそうだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新元JRA藤田伸二氏「置いてきぼり」大塚騎手に同情……木村哲也調教師のパワハラ問題に「本人はあまりピンと来てない」
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【徹底考察】天皇賞・秋(G1) ルージュバック「戴冠へ機は熟したのか……目下の充実ぶりは出走馬No.1も『臨戦過程』に大きな落とし穴?」
- 武豊「爆弾発言」にインタビュアーもタジタジ、今村聖奈ら「6人騎乗停止」で蒸し返されたアンラッキーな被害者
- 【徹底考察】みやこS(G3) ラニ「この馬は間違いなく偉大なチャレンジャーだ。だが、『日本』で本当に強いのか、それとも……」
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 武豊を潰した新人騎手「暴走」に物議!? 連続斜行でレースぶち壊し……未だデビューから1人だけ勝てない「焦り」か
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
関連記事
JRA武豊×エアスピネル“名コンビ”vs帰ってきたG1馬タイムフライヤー×ルメール!! 北の地に素質馬が集結【エルムS(G3)展望】
JRA武豊×エアスピネルの名コンビ復活!! “因縁”を乗り越えた末の再結成……新天地で悲願のG1制覇なるか!?
JRA武豊、プロキオンS(G3)「元相棒」エアスピネル劇的復活をチラリ!? 「勝ったと思ったけどね……」コンビ再結成の可能性が低い理由
JRA武豊と「復縁」!? 空気の読めないイタリア人がG1制覇を2度阻止……緊急降板が物議を醸したあの馬が、まさかのダート転向
菊花賞(G1)武豊「断トツで一番」ワールドプレミア期待大も……「豊マジック」炸裂のユーキャンスマイル、エアスピネルとの「大きな違い」