
JRA 札幌記念(G2)横山親子三人衆、今度は芝重賞に参戦! 前回最先着の横山和生騎手「札幌巧者」「オーナーと好相性」でトーセンスーリヤに激走気配!?
今週23日に札幌競馬場で行なわれる札幌記念(G2)に横山典弘騎手、和生騎手、武史騎手の「横山親子」3人が参戦する。
前回3人で重賞に参戦したのは9日に行なわれたダート重賞・エルムS(G3)。親子の中では最先着だった横山和生騎手が4着となり、長男として意地を見せた格好だ。
今回は、父・典弘騎手はノームコアに、三男・武史騎手はイェッツトにそれぞれ騎乗予定となっている。そして、横山和騎手はトーセンスーリヤ(牡5歳、美浦・小野次郎厩舎)に騎乗。前回に続いて、親子最先着、そして重賞勝利を飾りたいところだろう。

トーセンスーリヤは、5歳となった今年オープン入りしたばかり。初重賞だった新潟大賞典(G3)で1着となり、いきなり初制覇を果たした。そして、この時騎乗していた横山和騎手も芝の重賞は初勝利となったのだ。
これまで横山和騎手とトーセンスーリヤのコンビは、7戦3勝・2着2回・3着1回で、馬券圏外となったのは、初めて逃げて7着に粘った前走の宝塚記念のみ。息の合ったコンビと言えるだろう。
「横山和騎手は、今年の札幌で39回騎乗し複勝率.410をマークするほどの札幌巧者です。3番人気以内の馬に7回しか騎乗していないので、かなり優秀な数字です。
また、トーセンスーリヤも札幌が得意で【1.1.1.1】と洋芝に適応しています。
さらに馬主・島川隆哉オーナーの馬に横山和騎手が騎乗したのは、今年31回あり【6.5.3.17】、勝率.194、連対率.355、複勝率.452とハイアベレージを叩き出しています」(競馬誌ライター)
トーセンスーリヤは宝塚記念後に一旦放牧に出され、この札幌記念に合わせて帰厩。中間は順調に来ており、一週前追い切りは美浦のウッドコースで一杯に追われた。併せたオープン馬に1馬身先着している。
果たして、重賞では2度目となる横山親子対決の行方は。父の横山典弘騎手はもちろん、弟の横山武史騎手も札幌で充実著しいだけに、ここで再び兄の存在感を発揮しておきたいところだ。
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