
JRA武豊は既に見切っていた!? 小倉2歳S(G3)出走の2歳1200m「レコードホルダー」フリードに立ちはだかる2つの壁
9月6日(日)小倉2歳S(G3)芝1200m戦に、フリード(牝2歳、栗東・西園正都厩舎)が出走を予定している。
フリードと言えば、前走8月16日の小倉1200m戦を、2歳レコード「1.07.5」で逃げ切った快速馬である。今回と同じ条件での勝利だった事からも、条件は「ベスト」……かと思いきや、ここに来て「不安要素」ばかりが浮上している。
まず一つは、現在の小倉の馬場状態だ。
小倉の芝については、武豊騎手が自身のホームページで「今週の小倉は土曜日に降雨の予報が出ていますから、それがどうなるか。傷みやすい芝のような気もしています」と8月20日の時点で言及。実際には日曜未明から降り出した雨によって、北九州記念(G3)も稍重でレースが行われた。
馬場が渋った状態でレースを行った影響もあり、武豊騎手の予想通り馬場はどんどん悪化。先週からBコースに替わった芝だが、2歳新馬戦は1.08.8とフリードの勝ち時計よりも1.3秒遅い決着となった。また、3歳未勝利戦でも1.08.5、1.08.7と少なくとも開幕週より1秒近くは時計を要しているのが現状だ。
さらに運が悪い事に、今週の小倉競馬場は土日ともに雨が降る予報。スピードが売りのフリードにとって、良さが活かせない馬場へと変貌を遂げている可能性は高いと言えそうだ。
それらに加え、さらに追い打ちをかけるのが絶不調の和田竜二騎手だろう。
先週土曜は9鞍に騎乗し1勝もできず、日曜に関しては全12レースすべて騎乗したにも関わらず、一度も馬券に絡めていないのだ。8月23日の小倉6レースから現在25連敗中と大不振。和田騎手と言えば、今年の高松宮記念(G1)で1着入線も4着降着となったクリノガウディーが記憶に新しいところ……あれから歯車が狂ってしまったのだろうか。
とは言え、オークス(G1)では13番人気のウインマイティーで3着、日本ダービー(G1)でも8番人気のディープボンドを5着に持ってくるなど、腕が衰えていないのも確か。
名馬テイエムオペラオー以来、JRAでは17年ぶりのG1制覇を飾った一昨年の宝塚記念。香港馬ワーザーの追撃を振り切った渾身の騎乗は、テイエムオペラオーを知るオールドファンならずとも感動したに違いない。
あの感動をもう一度……秋のG1制覇に向け、ここは不安を払拭する走りを期待したいところだ。
Ranking
5:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA戸崎圭太「自主隔離中は英語の勉強をしていました」ディープモンスターとのコンビも決定! 40歳を超えて遂げた「新たな変化」とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA 今月急死「レースを愛した」個性派オーナーがドバイで3頭出し! 寵愛受けたM.デムーロが「Wヴェローチェ」で弔い星へ
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- T.オシェア「存在感なし」のまま馬質急降下…。レガレイラ、シックスペンスらの代打浮上もG1騎乗予定なし。UAEのレジェンドが大きく躓いた「あの一鞍」とは
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「そういえば、ビリーヴは牝馬やったな」から20年…「JRA賞」の栄誉は孫世代へ