
JRA三浦皇成「激怒」若手騎手の”自爆”騎乗にあわや大惨事!? 来週ローカル開催に周りの騎手は戦々恐々
12日から幕開けした中山競馬だが早くも最終週を迎える。秋G1の先頭を切るスプリンターズS(G1)が行われる10月4日で幕を閉じ、次の開催は12月5日を待つことになる。
そんな中、先週の中山競馬場はある若手騎手によって不穏な空気が流れていた。当事者となったのは18年の10月13日、新潟6R(3歳上500万下・ダート2500m)で騎乗したペイシャエリートでの「距離誤認」という不本意な形で話題となったことのある山田敬士騎手だ。
まずは土曜中山4Rで1番人気のベイビーボス。元々ゲートに不安のある馬だったが、スタートで後手を踏んだこともあってか流れに乗れず8着に惨敗。レース後には三浦皇成騎手から説教をされていたようだ。
「何度も大怪我をしている三浦は危ない騎乗には人一倍敏感になっています。レースでは山田騎手のすぐ後ろにいた為、気になるところがあったようです。三浦騎手が『以前も言っただろ。馬を御せないならコーナーでムチを入れるなよ。左ムチ打って内にモタれて、右に持ち替えて今度は外に膨れる。あんな事をしてたら誰か落とすぞ』と激怒していました」(競馬記者)
そして日曜中山では7Rで騎乗したユヌエトワールが落馬寸前の躓きをして周りをヒヤッとさせた。
「1年目や若手の兄ちゃんがよくやるのですが、いわゆる自爆と言われるもの。前との距離感が分からず、他馬と接触して落馬したり、他馬を怪我させるなど騎手としては御法度の行為です。
周りの騎手のリカバリーによって、事なきを得ましたが、危うく大惨事を起こすところでした。レース後には温厚な内田博幸騎手でさえ『いつか大きい事故を起こすよ』と注意していました」(某TM)
さらに日曜中山8Rでは山田騎手のリーゼントアイリスが、隊列が決まりかけていたにもかかわらず、引かなかった事で結果的に周りの騎手に迷惑が掛かった。
「山田騎手の強引な主張に煽りを受けて、藤田菜七子騎手は事故が起きないように気を遣って内に馬を入れなかった。それにより、かえって自分の馬がバカつく始末に……。
結果を見れば、山田騎手は早めに切り替えて外へ誘導してくれていればもっと上位を狙えたかもしれない」(某騎手)
まだ減量の取れていない若手騎手だけに、経験不足の感は否めない。
「そういった事も含めて、先輩である丸田恭介騎手や黛弘人騎手、石川裕紀人騎手などがレース後に指導していたみたいですよ」(競馬関係者)
G1開催も始まり、リーディング上位騎手の多くが東京、京都で騎乗する一方で、中堅騎手や若手騎手にとっては新潟や福島が主戦場となってくる。そんなこともあってか、山田騎手と同じレースに騎乗することが多くなるローカル開催で、関東の騎手は戦々恐々としているらしい。
山田騎手には先輩騎手のアドバイスを糧にして、”汚名返上”となる活躍を期待したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
関連記事
JRAスプリンターズS(G1)クリノガウディー「僥倖」三浦皇成騎乗! 初G1制覇へ向け人馬の「幸運」が勝利を呼び込む!?
JRA三浦皇成「悩ます」5戦連続1番人気「遅れてきた大物」が菊花賞(G1)へ! 不気味さ増す国枝栄厩舎に揃った「3本目」の矢
JRA“真顔”の横山典弘に「ギクッ」!? 藤田伸二氏、三浦皇成ダノンスマッシュ乗り替わりにズバリ!! 良血馬の産駒が逝去、元メジャーリーガー・オーナーの悲哀&武豊凱旋門賞挑戦決定【週末GJ人気記事総まとめ】
JRA福永祐一「大ピンチ」スプリンターズS(G1)騎乗馬なし!? 三浦皇成、池添謙一に続く「ドタキャン被害」に戦々恐々のアノ騎手とは
JRA「元パートナー」三浦皇成に同情の声……グランアレグリアに続く前走勝利騎手の降板劇! 川田将雅ダノンスマッシュとスプリンターズS(G1)でコンビ復活