GJ > 競馬ニュース > ソットサスの評価が「21世紀最弱」レベル…
NEW

凱旋門賞馬ソットサスの評価が「21世紀最弱」レベル……JRAオルフェーヴル「因縁」の相手を下回り、過去最低になった理由

【この記事のキーワード】,

凱旋門賞馬ソットサスの評価が「21世紀最弱」レベル……JRAオルフェーヴル「因縁」の相手を下回り、過去最低になった理由の画像1

 現地時間8日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)は「ロンジンワールドベストレースホースランキング」を発表した。2020年1月1日から10月4日までに行われた世界の主要レースが対象。前回の発表から、新たにプリークネスステークス(G1)、凱旋門賞(G1)などが考慮された内容になっている。

 1位となる130ポンドを獲得したのは今年G1・3勝のガイヤース。2位に126ポンドのパレスピア、3位は125ポンドでペルシアンキング、ストラディバリウス、ティズザローの3頭が並んでいる。

 日本馬の最上位は6位タイのアーモンドアイで124ポンド、それに続いてコントレイル、サートゥルナーリア、クロノジェネシスがランクインした。

 その一方、今年の凱旋門賞(G1)を勝ったソットサス(牡4歳、仏・JC.ルジェ厩舎)は10位タイの123ポンドだった。

 凱旋門賞の勝ち馬としてはあまりにも低い評価に感じられるだろう。実際に、昨年の勝ち馬ヴァルトガイストは、凱旋門賞以前が8位タイの124ポンドだったのに対して、優勝後は1位タイの128ポンドまで評価を上げた。そのことを考えれば、ソットサスの123ポンドは3着だった昨年と同じで、違和感を覚えるはずだ。

 ちなみに凱旋門賞後にレーティングが発表されるようになったのは2009年。それ以降の凱旋門賞勝ち馬のレーティングは以下の通りだ。

2009年 シーザスターズ 1位 135ポンド
2010年 ワークホース 2位タイ 128ポンド
2011年 デインドリーム 2位タイ 128ポンド
2012年 ソレミア 22位タイ 122ポンド
2013年 トレヴ 1位タイ 130ポンド
2014年 トレヴ 6位タイ 125ポンド
2015年 ゴールデンホーン 2位 130ポンド
2016年 ファウンド 10位タイ 123ポンド
2017年 エネイブル 3位 128ポンド
2018年 エネイブル 7位タイ 125ポンド
2019年 ヴァルトガイスト 1位タイ 128ポンド
2020年 ソットサス 10位タイ 123ポンド

 2012年にオルフェーヴルを破ったソレミアが122ポンドでソットサスより低い数値だった。また、2016年のファウンドも同じ123ポンド。だが、2頭とも牝馬のため、セックスアローワンスの3ポンドを加算すれば、それぞれ125、126ポンドとなる。つまり、凱旋門賞後にレーティング発表されるようになってから、ソットサスは最低の評価を受けたのだ。

凱旋門賞馬ソットサスの評価が「21世紀最弱」レベル……JRAオルフェーヴル「因縁」の相手を下回り、過去最低になった理由のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  7. 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
  8. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  9. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  10. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!