JRA武豊「不在」の中、“全弟”厩舎からキタサンブラック全弟がデビュー。初戦から名コンビならずも、鞍上は兄弟ゆかりのアノ騎手

18日、京都競馬場で秋華賞(G1)が開催される。史上初となる無敗の牝馬3冠がかかるデアリングタクトに多くのファンが熱い視線を送ることだろう。
先週の開催から指定席限定で競馬場への観客入場が再開。抽選でプラチナチケットをゲットしたファンは現地で歴史的なレースを観戦することができるため、週末が待ち遠しいはずだ。
そんな当日は、メインレースと同じ舞台で行われる新馬戦からも目が離せない。
京都5Rの新馬戦(芝2000m)に出走予定のネクサスハート(牡2歳、栗東・武幸四郎厩舎)が注目を集めることになるだろう。

父ブラックタイド、母シュガーハートと聞けば、ピンと来るファンも多いはず。全兄はG1・7勝、生涯獲得賞金は歴代1位のキタサンブラックだ。偉大な兄が初めてG1を勝った京都競馬場でネクサスハートが初陣を迎える。
今開催終了後に京都競馬場は改修工事に入るため、次に開催が行われるのは2023年。兄の思い出の地で幸先のいいスタートを切りたいところだ。
「510キロ前後の雄大な馬体はキタサンブラックを彷彿とさせますね。1週前追い切りの段階では、目立った時計を出しているわけではありませんが、陣営は『体は大きいけど、脚さばきは軽い』と話しています。2000mという距離もこなせると思いますよ。期待の良血馬なので、初戦から期待したいですね」(競馬記者)
キタサンブラックといえば、武豊騎手とのコンビで一世を風靡。また、ネクサスハートと同じ「DMMドリームクラブ×武幸四郎厩舎」の全兄エブリワンブラックも、デビューから10戦すべてで同騎手が手綱を取っている。この血統はレジェンドなしに語れないと言っても、過言ではないだろう。
だが、ネクサスハートのデビュー戦の鞍上は違う。武豊騎手は4日に行われた凱旋門賞(G1)に参戦するために渡仏。すでに帰国しているが現在は自主隔離期間で、今週末は騎乗することができないからだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- ミスターシービー、ウオッカ、ヒシマサルの意外な共通点…馬名の由来は興味深いエピソードの宝庫【競馬クロニクル 第47回】
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA松田国英「人を殺したわけじゃないけど……」ダートの怪物が引退に追い込まれた“不治の病”が「期待の新星」にも。定年まで4か月の名伯楽に再び試練が……
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
- 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
関連記事

JRA新馬戦から一変! エアグルーヴ、エアデジャヴーなど「エア」の名血受け継ぐダノンドリーマーが新潟競馬場2歳「レコード」更新!

JRA「444万馬券」16番人気ディープリッチ大波乱演出! 単勝147.3倍もセレクトセールでは父の産駒で最高落札評価

JRA岩田康誠「後ろから行く気持ちが95%でした」残り「5%」が導いた“直感”から5年。新馬レッツゴーアスクが異例の「1勝クラス」デビュー

JRA C.ルメール、M.デムーロ「因縁」の対決!? アルマドラードVSシテフローラル! 日本ダービー馬とグランプリホースの弟同士が新馬戦で激突

JRA「アイドルホース」の弟タイトルホルダーがデビュー勝利! 菊花賞(G1)5着の姉とは何から何まで正反対が話題!?
















