JRA横山武史「同じくらい」意識の注目若手ライバルが窮地!? どうして差がついたのか…… 慢心、環境の違い

飛躍の1年になっている横山武史騎手。ウインマリリンでフローラS(G2)を制し、重賞初制覇を遂げた。11月8日現在、全国騎手リーディングでは76勝を挙げる6位。関東では、70勝で2位の吉田隼人騎手に6勝差をつける単独トップと成長は著しい。
父である横山典弘騎手は54勝で全国14位だが、「アイツはヤバい」と認めている横山家三男の快進撃を感慨深く見守っているだろう。
その横山武騎手が一目置いているのが、栗東の若手・西村淳也騎手だ。西村騎手は2018年デビューと、一つ下で年も近い。横山武騎手は「僕と西村淳はいつも同じくらいのポジションにいるんですよ。僕が勝ち星で上に行ったと思えば、次の週には西村が固め勝ちで越したり……」と、ローカルでリーディング争いをするライバルとして意識していたようだ。
横山武騎手が意識していたように、今年5月の開催が終了した時点で2人のJRA勝ち鞍は30勝と同じだった。お互い切磋琢磨するいい関係だったといえるだろう。
そんな2人だったが、今年の夏頃からは勝ち星に大きな差が開き始めた。
先週の開催を終え、横山武騎手は46勝を加算した76勝に対し、西村騎手は12勝追加の42勝と伸び悩んでいる。その差は4倍近くと思わぬ大差がついている。
「勿論、西村騎手の減量が取れた事も影響していますが、軌道に乗り始めた昨年くらいからマスコミを邪険に扱ったり、声をかけられてもぶっきらぼうな態度で接するので、あまり評判はよくなかったです。
関西所属の減量騎手によくあるパターンで、あんな態度を取っていたら減量がなくなった頃に痛い目に遭うぞと言われていました。案の定というか、それなりに勝っていますが、春に比べるとペースはガクンと落ちていますよね」(某エージェント)
調子が上がらなかった理由も、関係者からすれば想定の範囲内といった様子だった。
とはいえ、関係者の危惧を察したかどうかはわからないが、西村騎手の心境にもいい意味で変化があったらしい。
PICK UP
Ranking
17:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
















