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JRA松若風馬に「大物馬主」が激怒!? 武蔵野S(G3)自身の手綱で取り戻す「信頼」。若手ジョッキーが味わった4カ月半の「放置プレー」

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 あの「出来事」から約3年半……果たして「信頼」は取り戻せたのだろうか。

 14日、東京競馬場で行われる武蔵野S(G3)に、サンライズノヴァ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)が出走を予定している。

 オーナーは「サンライズ」の冠名で知られる松岡隆雄氏。音無調教師とのコンビで挑んだ武蔵野Sで思い出されるのはサンライズバッカスだ。

 サンライズバッカスは芝1400m戦でデビューし、15着と惨敗。その後も芝レースを使い勝ち切れずにいたが5戦目に挑んだダートで一変する。

 2着に1秒の差をつけ圧勝すると、ダート2戦目から佐藤哲三騎手(元JRAジョッキー)に乗り替わり。4連勝でダービーグランプリ(G1)に挑んだが、カネヒキリに敗れている。

 次の武蔵野Sでカネヒキリに勝利したサンライズバッカスは、ジャパンCダート(現チャンピオンズC・G1)に出走。しかし、G1レースでは再びカネヒキリが戴冠し、サンライズバッカスは5着に敗れた。

 2006年に入ってからは根岸S(G3)で4着に入ったものの、その後2戦は惨敗。7カ月の間隔を開けて挑んだ武蔵野Sで2着と復調の兆しを見せるとジャパンCダートで5着、平安S(G3)の2着を経て、フェブラリーS(G1)では悲願のG1タイトルを手にしている。

 これが最初で最後のG1勝利となったわけだが、フェブラリーSで騎乗していたのが安藤勝己騎手(元JRAジョッキー)。サンライズバッカスの鞍上を主に務めた2人のジョッキーは、サンライズノヴァがデビューする前に引退していた。

 安藤勝己騎手の引退が2013年1月31日で、佐藤哲三騎手が2014年10月12日。それと入れ替わるように2014年3月1日ジョッキーとしてデビューしたのが松若風馬騎手だ。

 当時、デビューして3年にも満たなかった若手ジョッキーであったが、音無厩舎に所属していたこともあり、自然な流れでサンライズノヴァの主戦を務めることになった。

 デビュー戦こそ戸崎圭太騎手が手綱を握ったサンライズノヴァであったが、その後は5戦連続で松若騎手が騎乗。しかし、「ある出来事」をきっかけに一度は降板することになっている。

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