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JRA武豊に「不運」再び!? エリザベス女王杯(G1)エスポワール“ピンク帽”にネットから同情の声続出……

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 15日に阪神競馬場で開催されるエリザベス女王杯(G1)の枠順が発表された。C.ルメール騎手が手綱を取る注目のラッキーライラックは大外8枠18番に決まった。そして、その1つ隣の枠に武豊騎手が鞍上を務めるエスポワール(牝4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。

 この枠順には、ネット上で様々な声が飛び交った。

「武さんまたピンク帽か」や「G1でどんだけピンク帽なんだよ笑」など同情の声が続出。さらには「武豊、もはやお馴染み、ピンク帽」と川柳を披露する強者まで現れた。

「武豊騎手が今年G1に騎乗するのは13度目ですが、『ピンク帽(8枠)』はこれが実に4度目。しかも全て17番枠に収まっています。8枠が絶対不利とは言いませんが、やはり距離ロスなどを考えると、内枠が有利なコースが多いのも事実です。

武豊騎手はG1で8枠を引き当てることを自虐ネタにするほどですから……。外枠に入った時の成績が良ければ笑い話で済むのですが、実際は良くないんですよね」(競馬誌ライター)

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 2010年以降、武騎手がG1でピンク帽を被る率は非常に高く、騎乗した全196レースのうち最も多い39レース(19.9%)で8枠に入っている。これに次ぐのが4枠の32レース、1枠の28レースとなっている。

 そして、2010年以降の枠順別成績を詳しく見てみると、ある事実が判明した。武騎手はこの期間にG1を13勝しているが、全て1~4枠で挙げている。つまり、5枠から外に入った時は一度も勝っていない。その成績は94戦0勝というから、もはや笑い話どころではない。

【武豊騎手のG1枠順別成績、2010年以降】
1枠 5-3-3-17/28(17.9%/28.6%/39.3%)
2枠 2-1-4-18/25(8.0%/12.0%/28.0%)
3枠 3-2-0-12/17 (17.6%/29.4%/29.4%)
4枠 3-3-2-24/32(9.4%/18.8%/25.0%)
5枠 0-1-1-12/14 (0.0%/7.1%/14.3%)
6枠 0-1-1-20/22 (0.0%/4.5%/9.1%)
7枠 0-1-1-17/19(0.0%/5.3%/10.5%)
8枠 0-3-1-35/39(0.0%/7.7%/10.3%)
※カッコ内は左から勝率/連対率/複勝率

 上記の成績を見てもわかる通り、5~8枠では勝っていないだけでなく、連対率と複勝率も明らかに低い。少頭数ならまだしも、フルゲートの今回はエスポワール絡みの馬券はなかなか手を出しにくいのが現実だ。

 ただし全く希望がないわけではない。同じ阪神芝2200mが舞台の宝塚記念(G1)では、今年クロノジェネシスが圧勝劇を演じているように8枠の馬が過去10年で7勝を挙げている。

 しかし、梅雨時に開催される宝塚記念と秋開催とでは同じコースでも傾向は全く違う。2010年以降、秋競馬において、このコースでは22レースが開催されているが、8枠の成績は「1-1-2-39」とサッパリ。1~7枠には大きな偏りはなく、8枠だけが蚊帳の外というデータが残っている。

 武騎手と枠順といえば、キタサンブラックと臨んだ有馬記念の公開枠順抽選会で1枠を2年連続で引き当てたことが有名。もしかすると、他のG1でも同じように自ら抽選できる制度ならば……と嘆いているかもしれない。

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