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JRA武蔵野S(G3)サンライズノヴァ「豪脚一閃」! 松若風馬「モズスーパーフレア」で大きく成長「信頼」取り戻した“改心”の勝利!?

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 14日、東京競馬場で行われた武蔵野S(G3)は、3番人気のサンライズノヴァ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)が優勝。

 サンライズノヴァにとって武蔵野Sは、一昨年に戸崎圭太騎手の手綱で制した舞台。今回騎乗した松若風馬騎手は、武蔵野S初制覇となった。

 レースでは後方に位置取ったサンライズノヴァ。レース後、松若騎手が「大味な形の方がいいと思っていました」と話したように、3コーナーでは後方3番手と肝の据わった騎乗であった。

 直線にかけて外を押し上げる松若騎手のサンライズノヴァ。直線に入っても、先頭との差は大きく開いていた。

 しかし、残り400mをきって勢いのついたサンライズノヴァは、大外から豪脚一閃の脚を見せる。前との差をグングン詰めると、残り100m辺りで先頭。そのまま押し切ってゴールした。

 松若騎手にとって、サンライズノヴァは特別な存在だったはず。2014年にデビューした松若騎手が、3年にも満たない状態で主戦を任された「期待馬」だった。

 デビュー戦こそ戸崎圭太騎手が手綱を握ったサンライズノヴァであったが、その後は5戦連続で松若騎手が騎乗。しかし、鳳雛S(OP)での騎乗にオーナーが激怒し、その後は主戦から降ろされていた。

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 2走前から再び連続での騎乗を任されていたが、一度は自分の騎乗が原因で降ろされた馬。今回も引き締まった気持ちだったはずだ。

 鳳雛S(2017年5月21日)以降、翌週アメリカズカップでの日本ダービー(G1)初騎乗や、2017年8月19日にデビューした後のG1馬モズスーパーフレアへ騎乗。騎手として大きく成長したことだろう。

 モズスーパーフレアでは、昨年のスプリンターズS(G1)で2着と健闘。今年の高松宮記念(G1)では1着降着(クリノガウディー)ではあったが、G1での初勝利も飾っている。

 成長した姿で再び主戦を務めることとなったサンライズノヴァ。今回の勝利でオーナーの「信頼」も取り戻せたことだろう。

 鳳雛Sでは先行して4着に敗れただけに、松若騎手にとって今回の肝が据わった騎乗は「会心の勝利」だったに違いない。

 レース後「強気な競馬をして、馬もそれに応えてくれましたね。直線では届くかなと不安でしたが、最後までしぶとく脚を使ってくれました。このまま無事に本番までいってくれれば」とサンライズノヴァを労った松若騎手。

 オーナーに対しては“改心”の勝利をアピールできたのではないだろうか。

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