
JRAジャパンC(G1)デアリングタクトに東京2400mの洗礼再び!? 松山弘平「鬼門」コースで「試運転」わずか2回……

2020年の東京開催もいよいよ最終週を迎える。29日に、フィナーレを飾るのは、史上初となる3冠馬3頭がそろったドリームマッチ、ジャパンC(G1)だ。
26日には枠順が発表され、アーモンドアイは2枠2番、コントレイルは4枠6番、そして無敗の3冠牝馬デアリングタクト(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、3枠5番に収まった。
有力馬がそろって内枠に入り、当日の馬場が例年のような内有利なら、3強で決まる可能性が高そうだ。しかし、先週までの東京芝は外が有利。4角でも内を空けて外に出す馬が目立った。内か外か、前か後ろか、当日の馬場読みが勝敗を分ける要素になるのは間違いないだろう。
「3強の枠順から、(3頭の中で)最内に入ったアーモンドアイが同厩のカレンブーケドールを前に見る形で先行するとみられます。それをコントレイルとデアリングタクトがマークする可能性が高いのではないでしょうか。ただし、明らかに内が伸びない馬場なら、いったん下げて外に持ち出すという選択肢もあるでしょう。
その戦法を最も取りやすいのがデアリングタクトです。3強の中ではどちらかというと挑戦者的な立ち位置で、鞍上も思い切った騎乗ができる松山弘平騎手です」(競馬誌ライター)
ただし、松山騎手はある不安も抱えている。アーモンドアイに騎乗するC.ルメール騎手は土日ともに東京で騎乗。ジャパンCまでに2日間で芝コースには計11鞍、騎乗を予定している。
一方の福永祐一騎手と松山騎手は、ともに土曜日は阪神で騎乗予定。日曜はもちろん東京で騎乗するが、ジャパンCまでに芝コースで騎乗する機会は、松山騎手が2鞍、福永騎手に至っては1鞍しかないのだ。
府中2400mで数々の大レースを経験してきた百戦錬磨の福永騎手は、馬場読みには定評もあり、心配する必要はないだろう。一方の松山騎手は、他の2人に比べ、東京での騎乗機会が多いわけではなく、当日の芝コースで2鞍しか“試運転”できないことはマイナス要因になり得る。
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