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有馬記念(G1)最後の切符は「すべて着外」田辺裕信に決定。2桁着順“常連”の苦手レースも、今年は「一味違う」理由……

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 27日、中山競馬場で有馬記念(G1)がフルゲート16頭で行われる。

 世紀の一戦・ジャパンC(G1)が終わってから、有馬記念の動向を気にしていたファンも多いだろう。その中でも、鞍上問題は大きな注目を集めた。

 今年、G1・8勝を挙げるC.ルメール騎手はフィエールマンというお手馬がいることに加えて、前走で手綱を取ったラッキーライラック、オーソリティも出走予定。いったいどの馬に騎乗するのか注目された。結局、フィエールマンにルメール騎手、ラッキーライラックに福永祐一騎手ということで落ち着いた。

 また、川田将雅騎手の騎乗馬がなかなか決まらないということも発生。これにはジャパンCで騎乗したグローリーヴェイズの出否次第という背景があり、グローリーヴェイズは有馬記念を回避し、川田騎手は同オーナーのオーソリティに騎乗することが決定した。

 様々な鞍上問題が発生したが、最後まで解決していなかった問題がひとつあった。それはモズベッロ(牡4歳、栗東・森田直行厩舎)の鞍上である。

 今年の日経新春杯(G2)を池添謙一騎手の手綱で制したモズベッロ。同コンビで日経賞(G2)を2着、宝塚記念(G1)は12番人気ながら3着に健闘し、池添騎手は最高のパートナーに思われた。

 だが、池添騎手は有馬記念でカレンブーケドールに騎乗することが決定。そのため、後になって有馬記念の出走を表明したモズベッロの鞍上はぽっかりと空いてしまったのだ。レースまで1週間を切っても、鞍上が決まっていない状態だったが、ついに解決の時を迎えた。

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 23日、モズベッロは田辺裕信騎手とのコンビで有馬記念に出走することが決定した。

 今回、モズベッロと初コンビを組む田辺騎手だが、有馬記念は過去に6回騎乗して7着が最高。それ以外はすべて2桁着順と決して相性がいいわけではない。また、中山芝2500mの通算成績も[4-5-12-43/64]で勝率6.3%と目立った数字とは言い難いだろう。

 だが、今年の田辺騎手は一味違うかもしれない。

 同条件のレースに4回騎乗して、1勝、3着3回とすべて馬券圏内の好成績を残しているのだ。また、3着に入ったレースも、4番人気2回、9番人気1回とすべて人気を上回る着順を確保している。

 今年、中山芝2500mに2回以上の騎乗機会があった騎手で唯一「複勝率100%」なら、例年よりも信頼が置けそうだ。

 過去には最低人気のコパノリッキーでフェブラリーS(G1)を優勝、16年の安田記念(G1)では8番人気ロゴタイプで驚きの逃げ切り勝ちを飾った田辺騎手。思い切った騎乗に定評がある騎手だけに、モズベッロであっと驚く作戦に出るかもしれない。

 暮れの大一番で、田辺騎手とモズベッロがどのような化学反応を見せるかに注目したいところだ。

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