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【中山大障害(G1)展望】障害界の雄・オジュウチョウサン不在の大一番! 馬券妙味十分な1戦を制するのは……

 26日(土)に開催される暮れの障害王決定戦・中山大障害(G1)。今年は史上最強ハードラーとの呼び声高いオジュウチョウサンが、脚部故障のため回避を表明。絶対的な実力馬が不在の中で行われるとあって、馬券妙味も期待できる1戦となっている。

 人気を集めると見られているのが、タガノエスプレッソ(牡8、栗東・五十嵐忠男厩舎)だ。

 今年の阪神ジャンプS(G3)で2着に8馬身差をつけ、コースレコードで障害重賞初制覇を達成。続いて向かった京都ジャンプS(G3)では、オジュウチョウサンに次いで2番人気に支持された。

 レースでは果敢に逃げたタガノエスプレッソだったが、2番手追走していたオジュウチョウサンに3コーナーで並びかけられると、最終障害は2頭横一線で飛越。しかし、そこからの伸びを欠くオジュウチョウサンを尻目に、脚を伸ばしたタガノエスプレッソが優勝。ジャイアントキリングを成し遂げた。

 昨年の障害転向当初こそ、伸び悩んでいたものの、今年に入って才能が開花。だが、今回は期待されてはいるものの、中山競馬場の障害レースに出走経験がないことがネック。アップダウンが激しいこのコースでいつもの走りを見せることができるか。鞍上は平沢健治騎手が務める。

 メイショウダッサイ(牡7、栗東・飯田祐史厩舎)は悲願のG1勝利を狙う。

 昨年は3連勝で小倉サマージャンプ(G3)を優勝。東京ハイジャンプ(G2)では、後にその年のJRA最優秀障害馬に輝くシングンマイケルにタイム差ナシの2着と好走。中山大障害でも3着に入り、障害の有力馬として数えられるようになった。

 今年は中山グランドジャンプ(G1)こそ、オジュウチョウサンの2着に終わったが、2着に7馬身差をつけてペガサスジャンプS(OP)を勝つと、東京ハイジャンプも危なげない走りで優勝。馬券圏内を外さない安定感のある走りを披露している。

 鞍上は障害転向後から一貫して騎乗を続ける森一馬騎手。3度目となる障害G1挑戦で勝利の美酒に酔うことができるか。

 迷えるシンキングダンサー(セ7、美浦・武市康男厩舎)は、ここで復活の狼煙をあげたい。

 昨年の中山グランドジャンプでは6番人気ながら2着と好走。その後、東京ジャンプS(G3)3着、阪神ジャンプS2着、秋陽ジャンプS(OP)で勝利と着実に結果を残し、中山大障害では1番人気に支持されていた。

 だがその中山大障害では、最終障害も無事に飛越し、直線の追い比べで弾けるかと思いきや、伸びを欠き4着に終わった。その敗戦が尾を引いたのか、今年に入っても阪神スプリングJ(G2)4着、中山グランドジャンプ4着と結果を出せていない。

 前走から約8カ月ぶりの出走となるが、その間に去勢も行っている。これが好転のきっかけとなるか……。

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